『涙のキッス』(サザンオールスターズ)は、東京音楽書院の発行(1992年7月25日)。
バンド・ピース(252)。B5判、16ページ。
奥付に「採譜・江部賢一」と記載。
ISBN4-8114-8652-8
演奏解説は、次の通り。
Synthesizer1
グロッケンの音色に近いクリスタルサウンドだ。実音は1オクターブ上になる。Ⓑの9小節目からの「1×tacet」は1回目おやすみという意味。
Synthesizer2
ストリングスとポリシンセのパートをまとめて1段にしてある。ポリシンセの音色は重要なフレーズを受け持つので、出来るだけ太い音を選びたい。少しポルタメントをかけると感じが出るだろう。またストリングスの音量は控えめに。
Synthesizer3
E.ピアノのパートだ。主にコードバッキングを受け持つ。歌に入ってからは音数は少ないが、メロディーをサポートする裏メロは大切に弾きたい。左手パートは省略してあるが、右手と同じリズムでルートを加えるなどの工夫がほしい。
E.Guitar1
軽いディストーションのかかった音。低い音域でのベースのサポートといった感じ。フィルイン的なフレーズが多い。Ⓑの9小節目から、及びⒹはアルペジオだ。
E.Guitar2
E.G2及びA.ギターをまとめてある。A.ギターのコードはほとんどオープンコードを使用する。E.G2は指定してある部分以外もルートと5度のみのコードを使ってバッキングを行なう。
E.Bass
シンコペーションが入る8ビートのパターンだ。演奏は比較的易しいと思う。経過音やアプローチノートが多く使われているのでポジションをよく考えて弾いてもらいたい。
Drums
8ビートの変型パターンだ。Ⓐ、Ⓑは4拍目のみSD[スネアドラム]が入る。Ⓒは昔風のロックンロール・パターンだ。HH[ハイハット]からRideシンバルに変える。
Total
原曲では3本のギターが上手くステレオに振り分けられ、広がりと厚みを出している。実際のバンド演奏では2本でも演奏可能だ。またシェイカーとタンブリンなどのパーカッションはサウンド作りの上で欠かせない。
えべけんさんのソロ編曲の「涙のキッス」は、ダウンロード譜にあります。
「涙のキッス」(サザンオールスターズ)
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