『さよならイエスタデイ』(TUBE/チューブ)は、東京音楽書院の発行(1991年7月25日)。
バンド・ピース(245)。B5判、16ページ。
奥付に「採譜/江部賢一」と記載。
ISBNなし。
扉の演奏解説は、次の通り。
Piano
Ⓐのフレーズはオクターブユニゾンで演奏する。1小節パターンの中で1・2拍はE.Guitarとのユニゾンだが、3・4拍はそのエコーの形になっているので、少し強調して弾くとよい。
Ⓑからはコードバッキングだ。サンバ風16ビートで歯切れのよいリズムを出してもらいたい。
Synthesizer
E.Piano、ストリングス、フルート、ブラス、ハープの5種類がこの段にまとめてある。
E.Pianoは少しくすんだ感じの音色で、Ⓑの生ピアノとリズムのかけ合いをする。やはり歯切れ良く演奏したい。
Ⓒのストリングスはソリーナ風のシンセっぽい音色を使おう。
Ⓓのフルートは16分音符の速い動きが特徴だが、演奏が難しければシーケンサーを使用することも考えられる。ブラスは何回も現れるキメの部分で重要な役割を果たすので、欠かせない音色だ。生っぽいハデな音色がいいだろう。
E.Guitar1
イントロ、エンディングのフレーズ及び間奏を受け持つ。他の部分では軽いロングトーンのバッキングを行なう。フレーズが細かいので16分音符のタイミングにキッチリと合わせて弾くことが大切。
E.Guitar2
全てハイポジションのコードバッキングを受け持つ。元の音源ではコーラス系のエフェクターを使用しているようで、シャリシャリした感じの音がしている。サンバ風16ビートの歯切れよいリズムを刻もう。
E.Bass
基本的にはサンバのオルタネートパターンだ。ところどころに経過音が使われている。16分音符が重くならないように注意しながらテンポキープを心がけよう。
Drums
サンバなのでドラムス以外にも様々なパーカッションが使われている。アゴゴやコンガ、ティンバレス、サンバホイッスルなどを使うと雰囲気は出せるが、なかなか本物は手に入らないので、リズムマシーンなどに入っている音色で代用するのも良い。
ドラムス自体のパターンは基本的なもので、それほど難しくはないが、キメの部分などに現れる16分の裏のタイミングキッチリと演奏してもらいたい。
Total
日本人好みのマイナーなメロディを持つ歌謡曲風の曲だが、アレンジが凝っているので演奏するには面白い材料と言える。典型的なサンバとは言えないが、今風16ビートの要素も取り入れた様々なシカケが面白い。
『さよならイエスタデイ』(TUBE/チューブ)作詞・前田亘輝、作曲・春畑道哉
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