『スターティング・オーバー』(ジョン・レノン)は、東京音楽書院の発行(1991年1月25日)。ロック・バンド・ピース(1063)。B5判、16ページ。
奥付に「採譜/江部賢一」と記載。
ISBN4-8114-8161-5
前回の『ウーマン』(1990年12月25日発行)に続くバンド・ピースです。
『スターティング・オーバー』は、BP359(1997年5月25日発行)もあります。こちらは「改訂版」となっています。装丁は、ほぼ同じです。
バンド譜(10段)。
ヴォーカル、コーラス、ピアノ、エレキギター1、エレキギター2、エレキベース、ドラムス。
エレキギター1・エレキギター2・エレキベースにはタブ譜付き。コードネームも付いています。
別に、メロディ譜もあります。歌詞・コードネーム付き。
歌詞だけのページもあります。英語の歌詞に、山本安見さんによる日本語訳が付いています。
演奏解説は、次の通り。
E.Guitar1
コードバッキングに徹したパート。イントロでは重要な役割を受け持つ。
in tenpoになってからは、いわゆるバック・ビートのみの刻みを行なう。
カッティングはできるだけ短く。
E.Guitar2
一風変わったバック・リフが続く。3連のウラのタイミングがとりにくいので注意しよう。Cからはベースとのユニゾンだ。
ディストーションにコーラスをかけ、ブラスのような音を出してみよう。
E.Bass
3連主体のロッカ・バラード・パターンだ。ほとんどルート(根音)弾きだが、Cからはコード分解形になる。ポジションをうまく考えれば同じような指のフォームで持っていける。
Piano
始めから終わりまで8分の3連を刻み続けるという、かなり機械的な演奏を要求される。手首のグリップを使った、疲れないような奏法を考えよう。
Drums
典型的なロッカ・バラードのパターン。かくし味のように現れるH.H.[ハイハット]オープンをうまく決めよう。
Total
各パートがモザイクのように組み合わされたアレンジで、ぶ厚いサウンドを持っている。コーラスも、もちろん本物を使いたいところだが、シンセ(サイザー)で代用しても、それなりの効果はあると思う。
東京音楽書院からは、ジョン・レノンのピアノ・ピースも出ていますが、えべけんさんの編曲ではないようです。
『ウーマン/ビューティフル・ボーイ』ピアノ・ピース 小林圭子・編曲
『スターティング・オーバー/ワン・デイ』ピアノ・ピース 小林圭子・編曲
『イマジン/ラブ』ピアノ・ピース 小林圭子・編曲
えべけんさん編曲のジョン・レノンの曲は、以下の通り。
「イマジン」 『エレアコ・ギター・ソロ Vol.1』東京音楽書院(1991年)
『ジョン・レノン(ギター・ソロ)』シンコー(1993年)ソロ16曲
「ラブ」 『ラブ・バラード名曲集』シンコー(1994年)
「ジェラス・ガイ」 『現代ギター』(2000年7月号)
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