江部賢一ファンクラブ(私設)

ギターの名編曲者、江部賢一さんの仕事を、記録します。

We love the earth(TMN)

We love the earth(TMN)

We love the earth(TMN)は、東京音楽書院の発行(1991年6月25日)。

バンド・ピース(244)。B5判、16ページ。

奥付に「採譜・江部賢一」と記載。

ISBNなし。

 

 

演奏解説は、次の通り。

 

Synthesizer1

グロッケン風のサウンド。キラキラした、サスティーンの長い波形を使う。コードの色付けとして使われるので、あまり前にシャシャリでない方がいいだろう。

 

Synthesizer2

生ピアノのパート。白玉のコードバッキングや、重要なフィルが、全曲を通して出てくる重要なパートだ。はっきりとした力強いタッチで弾きたい。

 

Synthesizer3

イントロのみに使われる。ザラザラした感じの、ブラスらしくないシンセブラスだ。ヴァンヘイレンの「ジャンプ」に使われているシンセと同系の音。

 

E.Guitar1

ソロはないが、フィルイン的なフレーズとオブリガートが印象的。オブリはほとんど白玉だが、スライドやチョーキングを使ってグニャグニャした感じを出そう。

 

E.Guitar2

ルートと5度による、パワーコードによるバッキングがメイン。B♭/Dのコードで3フレットのストレッチが出てくるので要注意だ。

 

E.Bass

8分音符弾きが中心のディスコビート。ひとつひとつの音の粒をそろえることと、たまに出てくる16分音符がもたらないようにすることがポイント。

 

Drums

リズムマシーンと本物のドラムが組み合わされている。イントロⒶは、リズムマシーンでのみで、Ⓑからドラムが入ってくる。しかしH.H.ハイハットのパターンは、ずっとリズムマシーンを使っているようだ。

 

Total

いつもながらのTMNらしいディスコビートだ。ひところのハードさはなくなって、またポップなダンサブルなサウンドに戻っている。やはり、リズムマシーンやシーケンサーの活用と、生楽器とのアンサンブルがポイントになるだろう。

 

 

 

「We love the earth」(TMN) 作詞・作曲/小室哲哉


www.youtube.com

[ウィー・ラヴ・ジ・アース/TMネットワーク

 

 

 

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