江部賢一ファンクラブ(私設)

ギターの名編曲者、江部賢一さんの仕事を、記録します。

Jポッパーズ コンサート(2回目)

えべけんさんも参加していた「Jポッパーズ」(『現代ギター』の編曲者のグループ)ですが、コンサートを2回していたようです。

 

1回目は、「Jポッパーズ 記事の補足」(2022/7/4記事)で取り上げました。

今回は、2回目に関する記録を探してみました。

引用文は、読みやすいように、少し手直ししました。

 

 

Jポッパーズ コンサート

 1回目 2001年4月6日 現代ギター2001年6月号の連載で報告・グラビアあり

   メヌエットラヴェルクープランの墓より)[四重奏]

 2回目 2001年9月14日 現代ギター2001年8・10月号の連載で予告、11月号で報告

   断頭台への行進(ベルリオーズ)、

   メヌエット・リゴードン(ラヴェルクープランの墓より)

 

 

『現代ギター2001年9月号』「今月のみどころききどころ」(宮林淳)に紹介あり

Jポッパーズ[14日 東京]

さる4月にはGGサロンでのデビュー演奏会を行なった「謎の演奏集団・Jポッパーズ」、その実体は現代ギター社刊行の「Jポップ大全」シリーズにアレンジを提供しているギタリスト達―秋山公良、江部賢一、竹内永和、清水義文、平倉信行、蓮見昭夫―の面々です。

今回は公共のホールでの初公演ですので、いよいよ本格的デビューということになりましょうか?

プログラムは、ラヴェルクープランの墓より」、ヴィヴァルディ「調和の霊感Op.3-11」、ベルリオーズ幻想交響曲より断頭台への行進」、ピアソラコントラバヒシモ」、ザヌビル「バードランド」、他。

 

 


現代ギター2001年9月号、「イベント&コンサートガイド」

9月14日(金)

華麗なるギターの饗宴 

[演]秋山公良、江部賢一、竹内永和、清水義文、平倉信行、蓮見昭夫

東京・新宿:安田生命ホール 19時「クープランの墓より」(ラヴェル)、他

 

新宿の安田生命ホールは、2017年5月末で閉館しました。

 

 

現代ギター2001年8月号 「えべけんのクロスオーバーギター研究」

Jポッパーズ 2

Jポッパーズの2回目のコンサートが行われる。今度は気張って新宿の安田生命ホールだ。日時は9月14日(金)。

Jポッパーズを知らない人のために改めて紹介しておこう。現代ギター社より社運をかけて(!?)出版された『Jポップ大全』(全11巻のギター曲集)。それに参加したアレンジャー6名(秋山公良、江部賢一、清水義文、竹内永和、平倉信行、蓮見昭夫)のギター六重奏団のことである。

いずれも、それぞれの得意分野で活躍している個性豊かなギタリスト達であり、ちゃんとまとまるのかどうかと危ぶまれたが、先日行われたGGサロンでの1回目のコンサートは大成功。それに気をよくして、熱が冷めないうちにと今回の運びとなった。今回はクラシックを中心に、ジャズ、タンゴ、ボサ・ノヴァありの楽しい音楽を、精緻な(?)アンサンブルでお聴かせしたいと思っている。クラシックといっても珍しいものを演奏するつもりなので、どうぞお見逃しなく。

 

 

 

現代ギター2001年10月号 「えべけんのクロスオーバーギター研究」

「Jポッパーズ」その後

9月14日の「Jポッパーズ」2回目のコンサートに向けて練習が進んでいる。みんな忙しい人たちばかりで時間を合わせるだけで大変なのだが、無理矢理時間を作って練習している。先日も、音チェックをかねて安田生命ホールで練習してきたが、反響板の設備も整っており、なかなか良く響くきれいなホールだった。ホールは、こぢんまりとしていて、ギター向きだといえる。

演目は、この原稿を書いている時点で、ほぼ決まっている。今回はホール側の意向もあってクラシックが多いのだが、筆者が書いたアレンジは、ベルリオーズの「断頭台への行進」、ラヴェルの「クープランの墓」より「メヌエット」と「リゴードン」。

ラヴェルは前からやってみたかった曲なのだが、やっと少し実現できた。でも、ギターでの演奏はなかなか手強い。

ベルリオーズは十数年前に書いたものを、今回のメンバー用に手直しをしたものだ。ベルリオーズ自身ギターを弾いたらしいが、こんなサウンドは想像しなかっただろうな。

この他にも、「カルメン組曲」やヴィヴァルディ、ピアソラなど盛り沢山のプログラムになるはずだ。

この原稿が本誌に載る頃は、もうすでに「Jポッパーズ」のコンサートは終わっている。きっと楽しいコンサートだったに違いない。詳しいことは、また次号で。

 

 

 

現代ギター2001年11月号 「えべけんのクロスオーバーギター研究」

「Jポッパーズ」コンサート終了

「Jポッパーズ」2回目のコンサートがめでたく行われた。土壇場で決まったボサ・ノヴァ曲の採用や、筆者のステージ登場遅刻事件など、本番ならではのハラハラする場面も沢山あった。来て頂いた多くの方には本当に感謝している。みんなに支えられているのだな、というのが実感だ。まことに有難うございました。 

今回のコンサートはクラシックを中心としたもので、日頃ポップスやタンゴ、ボサ・ノヴァなどを弾いている6人のメンバーが、まじめにアンサンブルをやろうというもの。曲もヘビーなものが多く、リハーサルではホントにまとまるんだろうか?と危ぶまれた曲もいくつかあった。しかしそこは皆ベテラン、本番では危なげのない演奏をやってくれたと思う。

なぜ筆者がステージに上がるのが遅れたかというと、ちゃんと並べておいたはずの楽譜が見つからなかったためだ。曲毎にメンバーが異なるので、自分が暇なときに確認しておけば大丈夫、と思っていたのが大間違い。「えっ?次、全員だっけ」と慌ててしまい、チラシの下に隠れた楽譜を見落としてしまったのだった。情けない⋯反省。幸い見つかって良かったが、もし見つからなかったら⋯メンバー皆から総スカンは間違いない。よかったよかった。

これに懲りず、「Jポッパーズ」は企画すると思うので、今回見逃した人は次回を期待していて下さい。面白い曲、珍しい曲をどんどんやっていきたいと思う。

 

 

 

「断頭台への行進」

楽譜は、ホマドリームから出版されました。(2020/8/19記事)


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クープランの墓」よりメヌエットラヴェル)[二重奏]は、『現代ギター』2002年6月号に掲載されました。(2020/7/18記事)

えべけんさんの編曲ではありませんが、「クープランの墓」です。


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クープランの墓」よりメヌエット 

えべけんさんの編曲ではなく、アルメイダの演奏。


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