前回、記事にした「真空間サウンド・トライアル」は、1984年9月23日でした。
この年の4月にも、エレアコを使ったイベントがあったようです。
G.L.C.[ギター・リーダース・クラブ]公開講座
4月20日(金)東京 ヤマハ銀座センター
テーマ:音量の増加について考える(エレアコ、生聴き比べ)
[演]江部賢一、津田昭治、鳩山薫、吉野紀
コンサートガイド『現代ギター』(1984年4月号)
「真空間サウンド・トライアル」で使用されたエレアコは、モーリスのPA-19Gと記載がありました。
「楽器カタログの世界」というサイトに、1983年のモーリスのカタログがありました。
GrooVin’ Power Acoustic Guitar
ガット&フォーク・サウンドに、驚異のエレクトリック・パワーが吹きあれる。
デリケートさが身上のガット&フォーク・サウンドを、ダイレクト&パワフルにアウトプットすることを目指して生み出されたニュー・エレクトリック・ギター・アイテム(グルービン・シリーズ)。
ホールディングのよい45mm厚セミ・ソリッド・ボディから、タイト&クリアーなベスト・サウンドを絶妙のバランスで弾きだす、新開発のパワー・アコースティック・ギターです。
高性能ピックアップが微妙なタッチまでも完ぺきにフォロー。ギター・アンプ、PA等との自由な接続によりライブ・スペースの音響特性の違いにわずらわされることなく、いつどこででもピュアなベスト・サウンドをパワフルにアウトプットします。
PA-19G(¥80000)
①ボディトップ/スプルース、②サイド&バック/アルダー、③ネック/マホガニー、④指板&駒/ローズ、⑤マシーンヘッド/SG480ゴールド、⑥弦/弦長 ダダリオUSAナイロン/652mm、(⑦ポジション)、⑧トップカラー/NA(ナチュラル)、⑨その他/ピックアップCP-9G
グルーヴィン・シリーズの別モデル(PA-17G)の紹介動画
以前、「えべけんさんの楽器(こだわりの無さ)」(2023/3/4記事)で、「モーリスのソリッド・スタイルのエレアコ」に当てはまる楽器を、「Morris Sound Circus」と推定しました。しかし、それは間違いだったようです。
『現代ギター』(1984年7月号)「ギターライフのポイント」のエレアコは、モーリスPA-19Gと改めて推定します。
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