『現代ギター』誌で「江部賢一のザ・ ポップス道場 PART4」が1年間連載されました(1997年4月号~1998年3月号)。
前年度に続く連載です。
「PART4 アコースティック・ギタリスト研究」のタイトルは初回だけでした。2回目からは「アコースティック・ギター研究」となっています。
PART4に突入したこのコーナーは、古今東西のギターの珍曲・秘曲・名演奏を楽譜にして、紹介・研究していく、なんでもありのありがたいコーナーだ。基本的にクラシック・ポピュラーを問わず、筆者の趣味で選曲している。
PART4は、えべけんさんの編曲が多いです。元になった演奏は示されていますが、手の入った部分が多いのか、「Arr. by」になっています。採譜のままなのは、①のみ。
① エンターテイナー(ジョン・ウィリアムズ演奏)⑤G・⑥C[C]97.4
② ストーン・フラワー(二重奏)(ジョビン)⑥D[D](1st・2nd 共)97.5
③ ラメント 前半(フルートとのデュエット)[D-Dm-D]97.6
④ ラメント 後半(フルートとのデュエット)(ピシンギーニャ)97.7
⑤ ユリディス(モラエス~バーデン・パウエル)[AーAmーFーF♯]97.8
⑥ イパネマの娘(ジョビン~バーデン・パウエル)[F]97.9
⑦ いのちの灯び(ジョビン~バーデン・パウエル)[G]97.10
⑧ カヴァキーニョ弾き(二重奏)(ナザレ―)[DーGーD]97.11
⑨ ロンドンの街々(二重奏)前半(マックテル~ウィリアムズ)⑥D[D]97.12
⑩ ロンドンの街々(二重奏)後半(マックテル~ウィリアムズ)⑥D[D]98.1
⑪ オデオン(二重奏)(ナザレー)[Em]98.2
⑫ ブラジリアン・ソウル(二重奏)(ニャタリ[ジナタリ])98.3
( )内は作曲者
「エンターテイナー」
ジョンは⑥弦をC、⑤弦をGというウルトラCを使って、難しいこの曲のアレンジを原調のまま、すんなりとやってのけている。変則チューニングというのは緊急避難的な色合いも強いので、普段あまり使いたくはないのだが、このアレンジに関しては脱帽。非常に効果的なので、ぜひやってみてもらいたい。
「いのちの灯び」(ジョビン~バーデン・パウエル)(2021/12/8追記)
今回の曲はジョビンの初期のバラード。”Someone To Light Up My Life”という英語のタイトルも付いており、アメリカでけっこう流行った。バーデン・パウエルが弾いていたバージョンを一部改編してある。
原題 "Se Todos Fossem Iguas A Vocè "
「 エンターテイナー」ジョン・ウィリアムズ・演奏
「エンターテイナー」(ジョプリン)(2021/8/30追記)
「ストーンフラワー」
「ストーンフラワー」(二重奏)(2022/4/29追記)
「ラメント」
「ラメント」MP3が公開されています(11/4追記)。
https://asumigaoka-guitar.com/mp3/duo/lamentos_pixingunha_nr.mp3
「ユリディス」
「ユリディス」(2023/4/30追記)
「ユリディス」(2022/1/31追記)
「イパネマの娘」最初の2分間です。
「いのちの灯び」(2021/8/30追記)
「カヴァキーニョ弾き」雰囲気の近いものです。
「ロンドンの街々」
「オデオン」(二重奏)(2022/4/29追記)
「オデオン」えべけんさんの編曲のようです。
「ブラジリアンソウル」アルメイダとバードの共演です。