江部賢一ファンクラブ(私設)

ギターの名編曲者、江部賢一さんの仕事を、記録します。

作業の記録(2月)

追加と修正の記録です。

追加した記事・動画には、「追記」と付けてあります。

赤字は、記事の日付です。

 

 

2月7日

『現代ギター』誌の記事・連載⑥(6/21)に、「ビーザウマイビジョン」(Be Thou My Vision)動画を追加

 

2月8日 

『こころやすらぐソロ・ギター』(9/9)に「G線上のアリア」動画を追加

スタジオジブリ作品集』(6/19)に「海の見える街」動画を追加

 

2月16日

ビートルズ vol.2』(5/9)に「ヘイ・ジュード」動画を追加

 

2月25日

『現代ギター』誌の記事・連載⑤(6/7)に「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

動画を追加、アルメイダの記事を引用

 

2月28日

ビートルズ vol.1』(5/8)に「ミッシェル」動画を追加

ビートルズ vol.1』(5/8)に「フール・オン・ザ・ヒル」動画を追加

『ポップ・クラシック』(4/12)に「ジムノペディ第1番」動画を追加

 

 

 追加した動画を、まとめておきます。 

 

 

「ビーザウマイビジョン」(Be Thou My Vision)原曲です。

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「ヘイ・ジュード」『ビートルズ vol.2』

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「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」マーティン・テイラーの編曲・演奏

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「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」アルメイダの編曲・演奏

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「ミッシェル」華麗②の演奏。

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「フール・オン・ザ・ヒル」『ビートルズ vol.1』

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ジムノペディ第1番」『ポップ・クラシック』

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「エスタンシア」について

大坪純平さんのホームページに「エスタンシア」の演奏記録がありました。

 

ギターアンサンブル チャリティーコンサート

(主催/ギターを楽しむ会)

2012年5月20日(日)都筑公会堂

出演/井桁典子、江部賢一、井上仁一郎、槐 智明、森永浩之、遠藤 峻、大坪純平、熊野隆太、多治川純一、谷川英勢

演奏曲/ヒナステラ作曲 「エスタンシア」よりDANZA(江部編)ほか

    カーネーション

    東北民謡メドレー(相馬盆歌・斉太郎節)

 

大坪純平 コンサート情報 (junpeiohtsubo.com)

いとかぜ終了 : おしゃべりインド祭り (exblog.jp)

21.05.12 | ギタリスト さいかちともあきのブログ (ameblo.jp)

 

エスタンシア」について

アルゼンチンの作曲家、アルベルト・ヒナステラ[Alberto Evaristo Ginastera](1916

~1983)の作品。1941年にバレエ音楽として作曲された。1943年に、バレエ組曲版が

初演された。

エスタンシアとは、大規模な農場のこと。

Estancia(組曲版)

 

1. 農園で働く人々(Los Trabajadores Agricolas)
全曲版では第2場2曲目。農園の活気あふれる仕事風景が描かれる。  

 

2. 小麦の踊り(Danza del Trigo)
全曲版では第2場1曲目。朝の農場の仕事前の静けさを表している。

 

3. 大牧場の牛追い人(Los Peones de Hacienda)
全曲版では第2場3曲目の前半。馬を駆って牛を追い立てるたくましいガウチョの姿が描かれている。変拍子が特徴的。

 

4. 終幕の踊り(マランボ)(Danza Final [Malambo])
全曲版のフィナーレにあたる。全員でアルゼンチンの民族音楽である「マランボ」を踊る。組曲版4曲を通じて最も有名な曲で、アンコールピースとして単独でもよく取り上げられる。ピアノ曲「マランボ」作品7とは全く別の曲。

ウィキペディアより引用 )

 

 

珍しい曲目なので、調べてみたところ、編曲の経緯が判明しました。

えべけんさんが、早稲田大学ギタークラブから委嘱されて、編曲したものでした。

2010年末のコンサートで演奏されました。

ギタークラブのホームページに、演奏記録はあるのですが、委嘱の記述はありません。

 

 

早稲田大学ギタークラブ 第48回定期演奏会
2010年12月22日(水)川口総合文化センター リリア 音楽ホール

 

第1ステージ レギュラー(2、3年生)

 ○ 組曲『カレリア』より 行進曲風に (J. シベリウス

 ○ バレエ組曲コッペリア』 (L. ドリーブ) より ワルツ、祈り、マズルカ

第2ステージ フレッシュマン(1年生)

 ○ 主よ人の望みの喜びよ (J. S. バッハ)

 ○ 軍隊行進曲第1番 (F. シューベルト

 ○ 映画『魔女の宅急便』より「晴れた日に…」 (久石譲

 ○ 映画『もののけ姫』より「アシタカ聶記」 (久石譲

第3ステージ ピックアップ(3年生)

 ○ 曠野を駆ける (佐藤弘和)

 ○ Pacific Coast Highway (A. ヨーク)

 ○ パヴァーヌ Opus 50 (G. フォーレ

 ○ ブエノスアイレスの春 (A. ピアソラ

第4ステージ レギュラー(2、3年生)

 ○ 「弦楽のための三楽章」より 第1楽章 Allegro (芥川也寸志

 ○ バレエ組曲エスタンシア』 (A. ヒナステラ)より

   開拓者たち、小麦の踊り、終幕の踊り

アンコール 

 ○ Dancing Queen

定期演奏会の録音 | 早稲田大学ギタークラブ (suppa.jp)

 

「開拓者たち・小麦の踊り」早稲田大学ギタークラブの演奏です。

www.youtube.com

「Danza Final(Malambo)」えべけんさんの編曲ではありません。

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委嘱のことは、PAGの川口晴子さんのブログから判明しました。

 

早稲田大学ギタークラブ定期演奏会川口リリア

早稲田大学ギタークラブ定期演奏会に行ってきました。

会場は川口リリア

私もメンバーの一人である「楽譜仕事人PAG」の代表・江部賢一さんが早稲田大学ギタークラブから委嘱され編曲したヒナステラのバレエ組曲エスタンシア」がプログラムの最後に演奏されました。

素晴らしい演奏に感動!

アレンジも素晴らしかった!

これだけのギターアレンジができるアレンジャーはそうはいないのではないかと思います。

本人はトトロを自称しておりますが(笑)、改めて我らがリーダー江部さんのすごさを感じました。

 川口晴子のぴあのめも (exblog.jp)

 

 委嘱された編曲作品ではありますが、演奏されずに埋もれてしまっているのは、残念なことです。

Jポッパーズ

Jポッパーズについて

 

「Jポッパーズ」は、『Jポップ大全』(1998~2001)の編曲者たちのグループで、コンサートも行いました。

 

アマゾンのえべけんさんの著者紹介情報には、「2001年に結成された謎のギタリスト集団〈Jポッパーズ〉では、ジャズ・クラシックなどの演奏を行っている」とあります。

 

『現代ギター』誌の連載(1994年4月号~2003年3月号)から探してみました。

 

2001年6月号 「Jポッパーズ・コンサート」

竹内永和さんも書いておられるように、「Jポッパーズ」のコンサートが先日GGサロンで行われた(グラビアも見てね)。「Jポッパーズ」とは現代ギター社から出版された『Jポップ大全』のアレンジに関わった6人のアレンジャーのことだ。すなわち竹内永和、平倉信行、秋山公良、清水義文、蓮見昭夫の各氏に江部が加わった画期的なグループなのだ。

事の起こりは昨年末の忘年会でのことだった。『Jポップ大全』の「TⅤ主題歌編1」もめでたく完成し、「残りを早く仕上げよう」「そうだそうだ、締め切りは守ろう」と話がうまく(?)まとまった。

そのうち、飲んでいた勢いもあるが「このメンバーでコンサートをやろう」と編集長が切り出し、「そりゃ~おもしろい」と筆者も悪のりし、「JポップだからJポッパーズ」と平倉さんがグループ名まで決めてしまった。なんて安易な!と全員思ったが、こうして編集長の温かいはからいで出版記念コンサートのようなものをさせていただくことになったのだ。

スケジュールだけは速攻で決まった。しかしこのメンバー、みんなひと癖もふた癖もあるアレンジャーでありプレーヤーなのだ。(中略)

どういう曲をどういう風にアレンジすればいいのかも分からず、リハーサル当日まで、とても不安だったのは確かだ。でも1回目のリハーサルで、そんな不安は一気に吹き飛んだ。やはり気心の知れたギタリスト同士という感じなのだ。(中略)

お互いの音楽性を尊重し合って演奏を組み立てていくプロセスは、とても気持ちのよい有意義な体験でもあった。

 

プログラムの抜粋

 「竹田の子守唄」(四重奏・清水編)

 「伝説のチャンピオン」(三重奏・秋山編)

 「春よ来い」(四重奏・平倉編)

 「バードランド」(四重奏・蓮見編)

 「クープランの墓よりメヌエット」(四重奏・江部編)

 「スペイン(チック・コリア)」(二重奏)演奏/清水・蓮見

 「リベルタンゴ」全員によるアンコール演奏

 「クープランの墓よりメヌエット」は、二重奏版が2002年6月号に掲載されました。

 

 

2001年11月号 「Jポッパーズ」コンサート終了

「Jポッパーズ」2回目のコンサートがめでたく行われた。土壇場で決まったボサ・ノヴァ曲の採用や、筆者のステージ登場遅刻事件など、本番ならではのハラハラする場面も沢山あった。来ていただいた多くの方には本当に感謝している。(中略)

今回のコンサートはクラシックを中心としたもので、日頃ポップスやタンゴ、ボサ・ノヴァ等を弾いている6人のメンバーが、まじめにアンサンブルをやろうというもの。曲もヘビーなものが多く、リハーサルではホントにまとまるんだろうか?と危ぶまれた曲も、いくつかあった。しかしそこは皆ベテラン、本番では危なげのない演奏をやってくれたと思う。

 

 

2002年6月号 「クープランの墓よりメヌエット」の掲載回

管弦楽の魔術師と言われたラヴェルの作品は、いずれもフランス的なエスプリと色彩感に満ちたもので、筆者は大好きで昔からよく聴いていた。しかしギターにアレンジされたものは少なくて、「亡き王女のためのパヴァーヌ」と他数曲しかない。

彼の作品は、いずれも近代的な和声を用いており、非常にダイナミックな展開を見せるので、ギターへのアレンジはとても難しい。

しかしその中でも、「クープランの墓」はタイトル通りバロック風の分かりやすい曲であり、ギターでも演奏可能だ。「プレリュード」はラリー・コリエルもレコーディングしていた。

昨年の「Jポッパーズ」のコンサートでも取り上げたが、少なくともメンバーの間では好評だった。今回は、それの二重奏版。四重奏版に比べると若干和声が薄いが、充分ラヴェルの美しいサウンドが楽しめるはずだ。

  

この回の「筆者のお気に入りCD」に紹介されていたもの。

『亡き王女のためのパヴァーヌラヴェル管弦楽曲集第4集

クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団東芝EMI

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ウィンダムヒルのもの


Paul McCandless / Menuet from Le Tombeau de Couperin

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 『クープランの墓』(フランス語: Le Tombeau de Couperin)は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1914年から1917年にかけて作曲したピアノ組曲。「プレリュード(前奏曲)」、「フーガ」、「フォルラーヌ」、「リゴドン」、「メヌエット」、「トッカータ」の6曲から成り、それぞれが第一次世界大戦で戦死した知人たちへの思い出に捧げられている。ラヴェル最後のピアノ独奏曲でもある。1919年に4曲を抜粋した管弦楽版が作曲者自身により作られた。(ウィキペディアより引用)

 

現代ギター社のホームページ、「演奏者・講師プロフィール」で「Jポッパーズ」の肩書が付いているのは、江部賢一・清水義文・蓮見昭夫・三浦浩の各氏です。

 

オンファロス

「オンファロス」は「演奏の記録」(12/23)に載せましたが、改めて記事にします。

 

「オンファロス(Omphalos)」

ケルト音楽などをレパートリーにしていたグループです。

(江部賢一[G]、井桁典子[G]&本多幸与[オカリナ、Fl&key])

 

ハートフルなサウンドを求めて'96年に結成。江部賢一、井桁典子(G)オカリナの本多幸与を中心に、メロディオンやフルート等の楽器も加え、ユニークでモダンなサウンドを追求中。ケルト音楽をはじめクラシック、ジャズ、ボサノバや日本の音楽などレパートリーは多岐にわたる。(江部賢一、井桁典子[G]&本多幸与[オカリナ、Fl&key])。

(現代ギターGGインターネットショップ 演奏者・講師プロフィールより引用)

 

1997年10月?   コンサート(12月号の記事)

1999年春     高齢者の方々を前に演奏(5月号の記事)

1999年夏     ライヴ(7月号・9月号の記事)

2001年春     ケーブルTⅤコンサート(4月号・5月号の記事)

2002年夏     コンサート(8月号の記事)

2003年9月14日 コンサート

2003年9月20日 小林古径氏宅コンサート

2004年2月28日 第23回 区民ホールコンサート

2005年5月20日 GGサロン(江部賢一、井桁典子、本多幸与)

2007年4月15日 コンサート 

 

 

『現代ギター』誌の連載(1994年4月号~2003年3月号)を見返したところ、「オンファロス」に触れているものがありました。

 

 

1997年12月号 コンサートの曲目について

「祈り」(フレデリック・ハンド)

「オデオン」(ナザレー)

「ブレジェイロ」(ナザレー)

 ケルト音楽

 ボサノヴァ ジョビンの曲

「カヴァキーニョ弾き」(ナザレー)●

「ストーンフラワー」(ジョビン)●

「ラメント」(ピシンギーニャ)●

「ロンドンの街々」(マックテル)●

 これまでの連載で取り上げたものは ● 印。

「オデオン」・「ブレジェイロ」も、後に連載で取り上げています。

「祈り」は、CD『月とカマキリ』(ジョン・ウィリアムズ&ティモシー・ケイン1996)からの採譜かも知れません。今はダウンロード譜が購入できるようです。

 

「祈り」 本人によるソロ演奏。デュオが元のようです。

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1999年5月号

筆者が参加しているグループ(バンド)の名前ができた。その名も「オンファロス」。ギリシャ語で「道しるべ」とか「灯台」という意味らしい。

すでに数年前から活動を始めている。もともとケルト音楽をやるのが目的で集まったメンバーなのだが、地域密着型のバンドなので頼まれれば何でもやってしまう。

先日も某所で高齢者の方々を前に演奏したのだが、ケルト音楽はもちろん、クラシック、タンゴ、ボサ・ノヴァ、古賀メロディーまでやってしまった。

 (「オンファロス」の意味ですが、辞書では「へそ」と出てきます。)

 

 

 1999年7月号

とうとうオンファロスがライヴをやることになった。ケルト音楽を前面に出した、新しい(珍しい?)ギター音楽をやってみようと思う。キーボードやギターシンセなど、いろんなシカケも考えているので、きっと面白いものになると思う。

(ライヴの詳細は、イベントガイドに記載あり)

 

 

1999年9月号

かねてより懸案だった、ケルト音楽を集めたライヴもめでたく終わって、ちょっとだけホッとしている。

(当日は準備に手間取り)ほとんどぶっつけという最悪の状況のなか、メンバー全員、持ち前の度胸と愛嬌でなんとかやり通したのだった。

来ていただいたお客さんには、たっぷり楽しんでもらえたのではないかと思う。

で、性懲りもなくまた同じお店でボサ・ノヴァ・ライヴをやることに決定した。ケルトではギター・シンセが大活躍だったが、今度は生ギター中心で。

 

 

2001年4月号

うちのワンコがひたすら毎日走っている駐車場の横には、地元のケーブルTⅤ局がある。実は先日、そのケーブルTⅤの番組に出たのである。犬じゃなくてギターでだ。この原稿を書いている今、1時間のプログラムが10分くらいに分割されて、1週間毎日放映中である。でも残念ながら、わが家ではケーブルTⅤに加入していないので見られないのだ。

 

 

2001年5月号

(前月の続き)

久しぶりの「オンファロス」でのバンド演奏だったが、緊張感の中にも楽しいイベントだった。TⅤ局の小さなホールにお客さんを呼んでコンサートを行ない、それをTV収録しようというものだった。(中略)

選曲にはいろいろ悩んだあげく、今までやってきたケルトの音楽以外に、〈TSUNAMI〉やNHK連続ドラマの主題曲〈風笛〉など、みんながよく知っている曲を演奏した。

なにしろカメラが狙っているライヴなので、危うい場面も多々あったが、おおむね好評だったようで、皆さんに楽しんでもらえたのではないかと思う。

 

 

2002年1月号ピアソラの「天使のミロンガ」を取り上げた回)

世間では既にピアソラ・ブームも一段落した感がある。でも筆者は今、ピアソラのマイブーム真っ最中なのである。オクテなんだからしょうがない。(中略)

以前NHKで放映した「ピアソラのすべて」は、なかなか興味深かった。(中略)

この番組のせいでピアソラを再認識させられたのである。ジョビンなどとくらべて、キビしい音楽だなというのが率直な感想であり、ピアソラに取り組むには中途半端はダメだなと思っていた。

もちろん有名なヨーヨー・マの「Soul Of Tango」は早い時期から聴いており、〈リベルタンゴ〉はオンファロス(横浜青葉区バンド)や、Jポッパーズなど、ことあるごとに演奏してきた。

しかしいつか、ちゃんと襟を正してピアソラに向き合い、深い所でその音楽に接しなければ、と思っていた。考え過ぎなのかもしれないが、ピアソラがそう語っているように思えたのだから仕方ない。

 

 

2002年8月号

最近生徒さん達とロック・バンドを組んで、ずうずうしくあちらこちらで演奏している。メンバーには若者もいれば奥様もいらっしゃる。完全に趣味の世界のアマチュア・バンドなのだが、これがなかなか楽しい。

内容はビートルズやらデフ・レパードボンジョビなんかもやってしまう。基本的にハードロック・バンドなのだ。ロック・バンドをやることは生涯ないかも、と昔は思っていたが、あっさりと改宗してしまった。

筆者はベース担当。ポール・マッカートニーになったつもりでノリノリで演奏するのが楽しい。(中略)

そんな浮気をしながら、今年もオンファロスのコンサートが先日、行われた。暑い中、大勢の方に来ていただいたが、基本メンバーの井桁・本多・江部の3人に加えて、ギタリストの川瀬のりこさんをゲストに迎えての演奏だった。

マンネリだったレパートリーを拡げるべく、このコーナー[注記/クロスオーバーギター研究]で紹介したさまざまな曲、オリジナルも加えて16曲を弾きまくった。

二重奏・三重奏・四重奏と、さまざまな形態があったので、聴衆の方々にも楽しんでもらえたと思う。

  ケルト音楽

 「ある日どこかで」(J・バリー)

 「ラデツキー行進曲」(シュトラウス

 「イン・ザ・ムード」等

ある日どこかで」と「ラデツキー行進曲」は、2002年の連載に掲載されました。

「イン・ザ・ムード」は『ポピュラーギター・アンサンブル曲集8』に収録。

 

 

『現代ギター』誌に、コンサートの予告・報告がありそうなので、確認できたら追記します。

三重奏の演奏

演奏記録を探していたところ、三重奏のコンサートが見つかりました。

 

 

「ギターとともにゆく長い旅路」シリーズ4 テーマ「アメリカ」

シリーズ4の第5回ということが判明しました。画像を参照。(2021/10/26追記)

 

エルマンノ・ボッティリエーリ、江部賢一、井桁典子

2006年10月8日 日暮里サニーホール (全曲、えべけんさん編曲の三重奏)


モリー(ウェッバー)

踊り明かそう(ローヴェ)

マイ・フェイヴァリット・シング(ロジャース)

サウンド・オブ・ミュージック(ロジャース)

夏の日の恋(スタイナー)

ピンク・パンサーマンシーニ

ディズニー・メドレー

ミッキー・マウス・クラブ・マーチ(ダッド)

いつか王子様が(チャーチル

イッツ・ア・スモール・ワールド(シャーマン)

星に願いを(ハーライン)

三人姉妹(アンダーソン)

虹の彼方に(アーレン)

プリンク・プランクプランク(アンダーソン)

ブルー・タンゴ(アンダーソン)

フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(ハワード)

イン・ザ・ムード(ガーランド)

オペラ座の怪人(ウェッバー)

パイナップル・ラグ[アンコール曲]

  

ギターとともにゆく長い旅路4@日暮里サニーホール - musikhalle (goo.ne.jp)

www.asahi-net.or.jp/~yd9y-wtnb/concertschedule2006.htm (asahi-net.or.jp)

 

まだまだ知らない編曲が、ありそうです。

 

 

 

(2021/10/26追記)

エルマンノ・ボッティリエーリさんから画像を頂きました。

「ギターとともにゆく長い旅路4」の第5回アメリカ」が、えべけんさん編曲・出演のコンサートでした。

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ギターとともにゆく長い旅路4(2006年)

 

 

 

クラスタでの演奏

「演奏の記録」(12/23)にも載せましたが、「クラスタ」での4回の演奏をまとめました。

 

クラスタ」は、国分寺にあるライブハウスです。

店名は、「Classic Live Station」から付けられています。

アコースティック楽器のライブが中心です。2002年7月5日オープン。

Classtaホームページ (classta.com)

 

 

2002年8月11日 江部賢一・日渡奈那・朝生智子[Vn] ボサノバ&クラシックライブ

 

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 2002年に行なわれたライブ (classta.com)

 

 

2003年2月 江部賢一・松本祐一

松本祐一

横浜市在住のクラシック及び、アコギ&ベースギタリスト。12才からギターを始め、20才まで増渕利昭氏に師事。
22才から江部賢一氏に師事。ミューズ音楽院卒業後、いくつかのバンド等を経て、現在はソロ活動がメイン。

Link (classta.com)

 

 

2009年12月13日 サウスウインド(江部賢一・長谷川郁夫・石川永津子)

それぞれのソロ演奏、長谷川さん[G]&石川さん[Pianica]のデュオもあり。

えべけんさんの演奏曲目は次の通りです。

 〈トリオ演奏〉

   カンシオン(カルドーソ)

   ラメント(ピシンギーニャ)

   サマンバイア(マリアーノ)

 〈トリオ演奏〉

   風笛

   アルフォンシーナと海(ラミレス)

 〈江部ソロ〉

   ジェット機のサンバ(ジョビン)

   ブラジル風ワルツ第2番(江部)

   風笛

 〈トリオ演奏〉

   リベルタンゴピアソラ

   アディオス・ノニーノ(ピアソラ

   ホールディング・ウィズ・アン・オープンハンド

    (オスカー・カストロネヴィス)

   サウスウインド(江部)

   プリンク・プレンク・プランク(アンダーソン)

 

 終了:12/13 国分寺クラスタ: ギター・音楽・いろいろ (tea-nifty.com)

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待望の待望のライブ!江部さんは5年10ヶ月ぶり、石川さんは2年10ヶ月ぶり、長谷川さんはクラスタ初登場。全員が作曲家で編曲家ということもあり、最高のアレンジで、ボサノバを中心としたブラジル音楽、ピアソラ、オリジナル曲などをアンサンブルとソロでの素晴らしい演奏でした。

石川さんのピアニカのテクニックと表現力の豊かさにはびっくりしました。あれほど奥の深い楽器だったとは!

江部先生は日本一のポピュラーギターの編曲家として、昔から尊敬申し上げております。特に「風笛~飛鳥のテーマ」の江部先生ソロギターアレンジは私のギター熱を再燃させた作品で、この曲に出会わなかったらクラスタはなかったと思います。クラスタのテーマ曲です。今回のライブでは風笛をトリオ演奏と江部先生のソロ演奏で2回も演奏してくださいました。トリオ演奏は秀逸すぎるアレンジで感動しました。江部先生のソロは私と運指が全然違う~!いや本当に感無量です。ありがとうございました。

ライブ写真館 2009年12月 (classta.com)

 

 

「サウスウインド」は、この年の7月にもライブをしています。

2009年7月15日 「サウスウインド」ボサノバナイト~江部賢一アレンジ集

バックインタウン(曙橋)

リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ、タンゴの歴史よりカフェ1930、ムーンライト・セレナーデ、サマンバイア等

 Backintown05c

ライブ告知:12/13 国分寺クラスタ: ギター・音楽・いろいろ (tea-nifty.com)

ボサノバナイト~江部賢一アレンジ集 : 川口晴子のぴあのめも (exblog.jp)

 

 

2012年9月30日 江部賢一 ボサノバ[風笛]ライブ 

共演/金井信晴[G]、石川永津子[Pianica] 台風の日

 

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7月から始まったクラスタ10周年記念初年度出演者ライブも、ついに今日でファイナル。ポピュラー系ギターアレンジで日本を代表する江部賢一さんと、クラスタフリーコンサートでもおなじみの高弟のヒューマンネイチャー金井さん、そしてピアニカえっちゃんこと石川永津子さんによるボサノバライブです。

江部さんの編曲作品は難しすぎることもなく、かといって簡単すぎることもなく、一朝一夕には出来ない非常にセンスの良いアレンジに定評があります。江部さんが編曲された「風笛」に感動したことが、私がクラスタを開業しようと思ったきっかけの一つであり、江部さんは私にとっての大恩人なのです。3年ぶりのご出演ありがとうございます!

待ちに待ったこの日でしたが、何と台風直撃の日に重なってしまい、ご予約のお客様からキャンセル続出ヒー。しかしキャンセルと同数の当日のお客様が来て下さり、結果的にほぼ満席となりました!台風の中お越しいただいた皆様に大感謝!

ライブはボサノバのインストで、ボサノバ、バーデン・パウエル、そしてボサノバじゃない曲のボサノバアレンジなどを、アンサンブルって楽しいなぁって思わせてくれる演奏をたっぷり。そして予告通り「風笛」のボサノバアレンジもキャー!感動です。

今回3年ぶりに江部先生にお会いできたのをきっかけに、また江部先生の楽譜を練習しようかなって思いました。そうだ、そしてみんなで風笛を弾こう!

クラスタオープン時の初心を思い出すために、無理にお願いして実現したこの10周年企画シリーズはひとまず終了。10年前を思い出すきっかけになりました。出演者の皆様、お客様ありがとうございました。これからも末永くどうぞよろしくお願いいたします。

 Nob Kanaiの日記 — 江部賢一先生について (tumblr.com)

 

この台風ライブのリベンジということで、たまプラーザでライブが行われました。

 (12/23の記事を再録)

アコースティックギター三昧」イッツコムホール(たまプラーザ)

2012年12月2日  江部賢一&金井信晴、ウッドベース(不明)

三部構成で、第一・二部は息子さん、それぞれのバンドの演奏。

第三部が、えべけんさんのトリオ。締めは、家族三人の演奏だったようです。

 

雑誌の記事 「スコアマガジン」

えべけんさんのプロフィール(現代ギター)に、執筆雑誌として、「スコアマガジン」、「コンピュータサウンド」が挙げられています。

 

「スコアマガジンは、ヤマハ発行の雑誌です(この時は、ヤマハ音楽振興会)。

海外のロックを主に、様々なバンドのスコアを掲載した雑誌です。

グラビアやインタビューのページも、ありました。

 

隔月刊で、1986年から1992年にかけて、36号まで出版されました。

 

国会図書館に、7~24号(17、23欠)が収蔵されています。

大阪市立図書館にも所蔵があります。

(7、8、10、19、21、24、25、29、30、31、33号)

 

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コアマガジン No.1 1986
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コアマガジン No.2 1986
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コアマガジン No.3 1986
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コアマガジン No.4 1987

創刊号から4号までを確認しました。

 

えべけんさんの名前が出ていたのは、2号の「マスター・リズム 180%活用法」でした(1ページ分)。

 

「マスター・リズム」というのは、簡易型のスコアのことです。五線譜3段、リズム譜1段の4段の構成。コードネームと歌詞が付きます。

五線譜は、メロディ、コード楽器(ギター・キーボード)、ベースの3種類。

 

バンドのメンバー全員が、同じ譜面で演奏することが可能。そのため、コミュニケーションが容易で、演奏の自由度もある、というものです。

 

 

「マスター・リズム 180%活用法」(前書きの抜粋、句読点補足)

スコマガも、めでたく創刊2号を迎え、執筆者としても喜びにたえない。

さてスコマガでは、創刊号からマスター・リズムと称して、新しいスタイルのスコアを載せている。バンドプレイをする人の側に立った、スコマガならではの画期的なアイデアによるスコアなのだ。

「使い方が、よくわからん!」という声がチラホラ聞こえてきた。

そこで今回、改めてマスター・リズムの使い方・特徴などについて書いてみようと思う。

項目は次の通り

    ● マスター・リズムがあればパート譜不要

    ● マスター・リズムは簡易型スコア

    ● マスター・リズムはコミュニケーションの手段

    ● マスター・リズムはスタジオ感覚

 

 

引用した前書きからすると、えべけんさんは創刊号から関わっているような感じです。

また、マスター・リズムの解説を書いていることから、このページを担当していたのかも知れません。

採譜者・編集部員の名前は出ていないため、確認は出来ません。

 

参考に、マスター・リズムの曲目を挙げておきます。

 

No.1(1986年7月1日発行)

   「恋におぼれて」(ロバート・パーマー

   「あゝ無常」(アン・ルイス

No.2(1986年9月1日発行)

   「ナッシン・アット・オール」(ハート)

   「ミラクル」(マイク&ザ・メカニックス)

No.3(1986年11月1日発行)

   「スーパー・チャンス」(1986オメガトライブ

No.4(1987年1月1日発行)

   「ロンリー・バタフライ」(レベッカ

   「フーリッシュ・プライド」(ダリル・ホール)

 

No.3の「スーパー・チャンス」については、レコーディング時のスコアを、アレンジャーの新川博氏が手直しして提供してくれたもの、とのこと。