大坪純平さんのホームページに「エスタンシア」の演奏記録がありました。
ギターアンサンブル チャリティーコンサート
(主催/ギターを楽しむ会)
2012年5月20日(日)都筑公会堂
出演/井桁典子、江部賢一、井上仁一郎、槐 智明、森永浩之、遠藤 峻、大坪純平、熊野隆太、多治川純一、谷川英勢
演奏曲/ヒナステラ作曲 「エスタンシア」よりDANZA(江部編)ほか
東北民謡メドレー(相馬盆歌・斉太郎節)
大坪純平 コンサート情報 (junpeiohtsubo.com)
いとかぜ終了 : おしゃべりインド祭り (exblog.jp)
21.05.12 | ギタリスト さいかちともあきのブログ (ameblo.jp)
「エスタンシア」について
アルゼンチンの作曲家、アルベルト・ヒナステラ[Alberto Evaristo Ginastera](1916
~1983)の作品。1941年にバレエ音楽として作曲された。1943年に、バレエ組曲版が
初演された。
エスタンシアとは、大規模な農場のこと。
Estancia(組曲版)
1. 農園で働く人々(Los Trabajadores Agricolas)
全曲版では第2場2曲目。農園の活気あふれる仕事風景が描かれる。
2. 小麦の踊り(Danza del Trigo)
全曲版では第2場1曲目。朝の農場の仕事前の静けさを表している。
3. 大牧場の牛追い人(Los Peones de Hacienda)
全曲版では第2場3曲目の前半。馬を駆って牛を追い立てるたくましいガウチョの姿が描かれている。変拍子が特徴的。
4. 終幕の踊り(マランボ)(Danza Final [Malambo])
全曲版のフィナーレにあたる。全員でアルゼンチンの民族音楽である「マランボ」を踊る。組曲版4曲を通じて最も有名な曲で、アンコールピースとして単独でもよく取り上げられる。ピアノ曲「マランボ」作品7とは全く別の曲。
(ウィキペディアより引用 )
珍しい曲目なので、調べてみたところ、編曲の経緯が判明しました。
えべけんさんが、早稲田大学ギタークラブから委嘱されて、編曲したものでした。
2010年末のコンサートで演奏されました。
ギタークラブのホームページに、演奏記録はあるのですが、委嘱の記述はありません。
早稲田大学ギタークラブ 第48回定期演奏会
2010年12月22日(水)川口総合文化センター リリア 音楽ホール
第1ステージ レギュラー(2、3年生)
○ バレエ組曲『コッペリア』 (L. ドリーブ) より ワルツ、祈り、マズルカ
第2ステージ フレッシュマン(1年生)
○ 主よ人の望みの喜びよ (J. S. バッハ)
○ 軍隊行進曲第1番 (F. シューベルト)
第3ステージ ピックアップ(3年生)
○ 曠野を駆ける (佐藤弘和)
○ Pacific Coast Highway (A. ヨーク)
第4ステージ レギュラー(2、3年生)
○ 「弦楽のための三楽章」より 第1楽章 Allegro (芥川也寸志)
開拓者たち、小麦の踊り、終幕の踊り
アンコール
○ Dancing Queen
定期演奏会の録音 | 早稲田大学ギタークラブ (suppa.jp)
「開拓者たち・小麦の踊り」早稲田大学ギタークラブの演奏です。
「Danza Final(Malambo)」えべけんさんの編曲ではありません。
委嘱のことは、PAGの川口晴子さんのブログから判明しました。
会場は川口リリア。
私もメンバーの一人である「楽譜仕事人PAG」の代表・江部賢一さんが早稲田大学ギタークラブから委嘱され編曲したヒナステラのバレエ組曲「エスタンシア」がプログラムの最後に演奏されました。
素晴らしい演奏に感動!
アレンジも素晴らしかった!
これだけのギターアレンジができるアレンジャーはそうはいないのではないかと思います。
本人はトトロを自称しておりますが(笑)、改めて我らがリーダー江部さんのすごさを感じました。
委嘱された編曲作品ではありますが、演奏されずに埋もれてしまっているのは、残念なことです。