『スコア・ブック Vol.1(シーケンサー対応)』は、東京音楽書院の発行(1992年7月25日)。
菊倍判、104ページ、8曲。奥付に「採譜/江部賢一」と記載。
バンド・スコアです。
各曲に「サウンド・アドバイス」があります。使用する楽器毎に、入力の注意点が書かれています。
ISBN4-8114-8178-x
ミュージックシーケンサー(Music Sequencer)は、演奏データを再生することで自動演奏を行うことを目的とした装置、およびソフトウェアをいう。
(ウィキペディアより)
1 TRUTH/T-SQUARE
2 君がいるだけで/米米CLUB●
3 Love Train/TMN●
4 LADY NAVIGATION/B'z
5 Eyes to me(VERSION 2)/Dreams Come true
7 Tenderly~Rica's Theme/日向敏文
8 フロム・ザ・ニュー・ワールド/KRYZLER&KOMPANY
「はじめに」(抜粋)
手軽なシーケンサー内蔵のポータブルキーボードや、コンピューター及びコンピューターソフトの発達で、今までプロの領域だったMIDIの世界も、アマチュアが充分に楽しめる環境が整ってきたと言える。
この曲集は、シーケンサーで音楽データを作ってみたいという人のために企画された、新しいタイプのスコア集である。
これまでにもバンド用のスコアは数多く出版されてきたが、特にギターのタブ譜に代表されるように、ギターを弾く人でなければ解読できない部分もあり、1音1音を音符データとして入力していくシーケンサーには不向きなものが多かった。
本書では、ギターのパートは全て音符であらわしてあるので、ギターを知らない人も打ち込みはOK。エディット[編集]に専念できるというものだ。
また、もうひとつの本書の特徴として、コピー機能をフルに活用できるよう、繰り返し記号を多く使ったということがあげられる。
コピーする場所が始めから分かっていれば、無駄な入力作業から早く解放され、音楽的な表現に時間をあてることが出来る。
シーケンサーを使った音楽制作は、まさに手作りの音楽といえるものだ。手抜きをすれば、やはりそれなりの音しか出ない。細かくエディットしたものは、場合によっては原曲の表現を越えることもこともできるのだ。
さあ、がんばって打ち込んでみよう。
いわゆる「打ち込み」音楽のために作られた曲集です。選曲も、シンセサイザーに向いたもののようです。
「Vol.1」となっていますが、続巻は不明です。
「君がいるだけで」(米米CLUB)と「Love Train」(TMN)は、この本の出版前に、えべけんさん採譜のバンド・ピースとして出版されています。
そのまま再収録されたのではなく、シーケンサー向けに、より細かい「サウンド・アドバイス」が付けられました。楽譜にも手が入っているようです。
動画
1 TRUTH/T-SQUARE
2 君がいるだけで/米米CLUB
3 Love Train/TMN
4 LADY NAVIGATION/B'z
5 Eyes to me(VERSION 2)/Dreams Come true
7 Tenderly~Rica's Theme/日向敏文
8 フロム・ザ・ニュー・ワールド/KRYZLER&KOMPANY
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