ギタードリーム(Guitar dream) No.28(2011年5-6月号)
ホマドリーム発行(2011年5月10日)
ISBN978-4-86247-728-6
第28号の目次 (黒の太字は楽譜のある曲)
Interview & Talk & Report
○ 巻頭ロング・インタビュー(玉置義弘)/ホルヘ・ルイス・サモラ
○ 新・話題のアーティスト⑰(玉置義弘)/菊地雅樹(リューティスト)
○「今日も元気、ギターが楽しい」㉘マリアデュオ/石川洋子(ギタリスト)
○ リサイタル「孤独の骨の夜」を語る(笹久保 伸)
Great Guitarist Composers
○ リュート奏者の家系、ヴァイス家⑤(ハンス・ネーマン)菊地雅樹・訳
○ 特別寄稿 ルイジ・サリーニ「ボヘミアの想い出」(ロバート・コールドウェル)
サリーニ[Luigi Sagrini](1811?-1874)は、イタリア生まれ、パリやロンドンで活躍したギターの演奏家・作曲家。
Regular Articles
○ クール・アレンジメンツ㉘(竹内永和)
「さくらんぼの実る頃」(ルナール)
○ 新マエストロ養成講座⑮[芸術性を高める](長谷川郁夫)
「エチュードop.60-24」(カルカッシ)
○ 21世紀のギター教本 第2部④(佐藤弘和)[スケール]レッスン10~12
○ ギターのツボ㉘[テクニック再考](毛塚功一)[トレモロ その2]最終回
○ ソロギターのためのシンプル・アレンジ講座⑦(竹内永和)
「舞踏への勧誘」(ウエーバー)
○ ヴィラ=ロボス作品の技巧分析と解釈⑫/アベル・カルレバーロ
○ ギタリスト紹介㉘/長谷川郁夫
○ サークル紹介㉘/ボスケギターアンサンブル
「21世紀のギター教本#2」④の内容
レッスン10(音程~垂直方向2)、11(オクターブ)、12(長三・短三和音)
「ギターのツボ[テクニック再考](毛塚功一)」は、この号で終了。記事中に最終回とは書いてありませんが、この後の掲載はありません。
Music & Notes
○ ギターグルメのためのレパートリー〈今月の楽譜〉
「ボヘミアの想い出」(サリーニ)
[アレグレット・モデラート、アンダンテ・コン・モト、モデラート、アンダンテ・ソステヌート]
「夕景」(長谷川郁夫)
「悲しきワルツ」(シベリウス)壺井一歩・編曲[二重奏]
(楽譜に印刷上の不備があり、29号に再掲載)
「きつね火の踊り」(ファリャ)角圭司・編曲[三重奏]『恋は魔術師』より
「涙そうそう」(BEGIN)平倉信行・編曲[四重奏]
(4th の楽譜に誤りがあり、29号に訂正記事)
震災の後だったので、編集作業も影響を受けたのかも知れません。
「祈りの組曲」(佐藤弘和)
2011年3月11日の未曽有の大地震、そして津波⋯。その甚大な被害には言葉を失います。力なきものはただただ祈るしかない⋯。この「祈りの組曲」はそのような想いで作曲しました。
「前奏曲」は戸惑いです。最後は完全終止せずに2曲目に進みます。
「祈り」トレモロで唱えるのは短い祈りです。小さな抑揚のほかは淡々と。
「前進」祈りの後には行動に移して前進です。結局は前に進むしかありません。数々の試練を受けつつも進むしかないということに皆気付きます。明るい未来があることを切望しながら、上昇していく音階を力強く。最後のアルペジオと和音は、限りなく美しく弾いてください!
「夕景」(長谷川郁夫)2007年作曲
文字どおり美しく暮れ行く風景を描いていますが、一方でただ見つめることしかできず、手に入れることも時間を止めることもできない、もどかしいような切ないような気分も入り混じっています。
ファリャの編曲(「恋は魔術師」より)は、次号も続きます。
Information
トピックス、話題のCD(真岡潤)、コンサート・レポート、コンサート・ガイド
全国ギター教室・サークルガイド、付録CD収録曲
CD
掲載楽譜の演奏に加えて、下記の2曲を収録。
21世紀のギター教本(佐藤弘和)の模範演奏も収録。
「スペインの花」(スペイン民謡)森美津子・編曲、ボスケギターアンサンブル演奏
「さくらんぼの実る頃」(ルナール)
「エチュードop.60-24」(カルカッシ)
「舞踏への勧誘」(ウエーバー) ピアノ版
「ボヘミアの想い出」(サリーニ)
『祈りの組曲』より「祈り」(佐藤弘和)
『祈りの組曲』より「前進」(佐藤弘和)
「夕景」(長谷川郁夫)
「悲しきワルツ」(シベリウス)壺井一歩・編曲(印刷上の不備で、29号に再掲載)
この動画は、壺井さんの編曲ではありません。
「きつね火の踊り」(ファリャ)角圭司・編曲
「涙そうそう」(BEGIN)平倉信行・編曲
CD収録の曲
「フォーチュン」(ダウランド)
「スペインの花」(スペイン民謡)この動画の編曲者は、不明です。
「生で聴くギタードリーム vol. 2」コンサートレポート
2011年3月4日 日暮里サニーホール
出演/佐藤弘和、平倉信行、毛塚功一、竹内永和
「軍隊行進曲」(シューベルト)
「威風堂々」(エルガー)
「菅原潤の名による子守歌」(佐藤弘和)
「ヴァイオリンソナタ」(フランク)より
「想いの届く日」(ガルデル)
ほか
vol. 1(2010年7月13日)のレポートは、24号にあります。