江部賢一ファンクラブ(私設)

ギターの名編曲者、江部賢一さんの仕事を、記録します。

ギタードリーム(Guitar dream) No.27

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ギタードリーム(Guitar dream) No.27

ギタードリーム(Guitar dream) No.27(2011年3-4月号)

ホマドリーム発行(2011年3月10日)

ISBN978-4-86247-727-9

 

第27号の目次 (黒の太字は楽譜のある曲)

Interview & Talk & Report

○ 巻頭ロング・インタビュー(玉置義弘)/津田昭治

○ 新・話題のアーティスト⑯(玉置)/マルコ・メローニ(バロックギタリスト)

○「今日も元気、ギターが楽しい」㉗マリアデュオ/多 幸久(カフェ・ラルゴ店主)

○ レポート(玉置義弘)/第1回イーストエンド国際ギターフェスティバル(東京)

○ レポート(松村雅亘)/テジョン国際ギターフェスティバル(韓国)

○ マーティン・フォーゲル来日公演!(編集部)

 

Great Guitarist Composers

○ リュート奏者の家系、ヴァイス家④(ハンス・ネーマン)菊池雅樹・訳

 

Regular Articles

○ クール・アレンジメンツ㉗(竹内永和)

  「カミニート(フィリベルト)

○ 新マエストロ養成講座⑭[芸術性を高める](長谷川郁夫)

  「雨だれ」(リンゼイ)

○ 21世紀のギター教本 第2部③(佐藤弘和)[スケール]レッスン7~9

○ ギターのツボ㉗[テクニック再考](毛塚功一)[トレモロ その1]

○ ソロギターのためのシンプル・アレンジ講座⑥(竹内永和)

  「セレナーデ」シューベルト

○ ヴィラ=ロボス作品の技巧分析と解釈⑪/アベル・カルレバーロ

○ ギタリスト紹介㉗/石田 忠

○ サークル紹介㉗/京都大学ギタークラブ

 

「21世紀のギター教本#2」③の内容

レッスン7(音価)、8(音程~メロディックな)、9(音程~垂直方向の)

 

Music & Notes

○ ギターグルメのためのレパートリー〈今月の楽譜〉 

 

  「幻想曲」モリーノ)

  「夢想~3つの前奏曲より」(佐藤弘和)稲垣稔に献呈

  「楽興の時」第2番・第3番シューベルト)壺井一歩・編曲[二重奏]

  「スペイン舞曲 第4番」グラナドス)角 圭司・編曲[三重奏]

  コントラバヒッシモ」ピアソラ)平倉信行・編曲[四重奏]

 

 

「夢想~3つの前奏曲より」(佐藤弘和)

「あこがれ」「情熱」に続く3曲目「夢想」は、即興的にファンタジックな展開を見せながらも、組曲全体を締めくくるように作曲されています。

(「あこがれ」の主題・副主題の再現があるため)この「夢想」は『3つの前奏曲』全曲を弾く時でなければ成立しない曲、と言えるかも。

しかし、何より自由に空想の羽をはばたかせて、曲想を感じとって弾いてほしいと思います!

 

「楽興の時」第3番は、『現代ギター』(2021年4月号)に、壺井さんのソロ編曲があります。

 

Information

  トピックス、話題のCD(真岡潤)、コンサート・レポート、コンサート・ガイド

  全国ギター教室・サークルガイド、付録CD収録曲

 

CD

  掲載楽譜の演奏に加えて、下記の7曲を収録。

  21世紀のギター教本(佐藤弘和)の模範演奏も収録。

 

  「谷川の流れを鹿が慕うがごとく」(メンデルスゾーン

     京都大学ギタークラブ・演奏

  「ソナタ・アパッショナータ」より第2楽章 津田昭治・演奏

  「6つの友情」(デュアルテ)より4曲 石田忠&淑恵ギターデュオ

    [シャンソン・オスティナート・オフセット・カンタンド]

  「ハカラス」(サンタ・クルス)マルコ・メローニ演奏

 

 

インタビューに登場した津田昭治さんのプロフィールは、次の通り。

1966年早稲田大学卒業。1962年よりギターを鈴木巌氏に師事。

1965年、灰田有紀彦氏にウクレレの手ほどきを受ける。

1970年「ソナタの夕べ」「バッハの夕べ」二晩のリサイタルでデビュー、

1973年「バッハ:リュート組曲全曲演奏会」(1994年再演)、1975年「ヴィラ=ロボス:12のエチュード全曲演奏会」等、日本初のプログラムでリサイタルを行なう。

1985年からハワイの巨匠ハーブ・オータ氏にウクレレを師事。

1996年10月、小澤征爾指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団の公演「武満徹シネ・ミュージック」にウクレレで出演。

2005年夏、ヘルマン・ハウザー財団主催のライスバッハ国際ギターセミナーに同財団の委員として招かれ、講座とコンサートを行なう。

現在は、財団法人ヤマハ音楽振興会に所属して講師の育成に努める。また、1989年より小胎剛、鈴木豊と共に、ギタートリオ「TOYS」を結成して、演奏活動を行なっている。


『ギター・ソロで弾くJ.S.バッハ名曲集』(現代ギター社 2009年)より

ヤマハの講師として、えべけんさんと親交があったようです。

『ギター・デュエット名曲集』(日音 1980年頃)を始め、ヤマハの教本の製作、曲集の模範演奏などを一緒にされています。

 

 

「ギタリスト紹介」は、石田 忠さん。このブログで一番多く動画を引用させて頂いている方です。

 

 

 

「カミニート」(フィリベルト) ピアノ版

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「雨だれ」(リンゼイ)

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「セレナーデ」(シューベルト) この動画は、メルツ編曲のもの。

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「幻想曲」(モリーノ)

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「夢想~3つの前奏曲より」(佐藤弘和)

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「楽興の時 第2・3番」[二重奏] この動画は、壺井さんの編曲ではありません。

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参考動画「楽興の時 第3番」 壺井一歩・ソロ編曲

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「スペイン舞曲 第4番」(グラナドス)角 圭司・編曲

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コントラバヒッシモ」(ピアソラ)平倉信行・編曲

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CD収録の曲

「谷川の流れを鹿が慕うがごとく」(メンデルスゾーン京都大学ギタークラブ・演奏

 

ソナタ・アパッショナータ」

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「6つの友情」(デュアルテ) 石田忠&淑恵ギターデュオ この動画は、全曲。

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「ハカラス」(サンタ・クルス

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参考動画「パバーヌ」「カナリオス」(サンス)マルコ・メローニ演奏

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「話題のCD」に、山下和仁『ソル・ギター曲集』の紹介

ジャケットの内容はソルの年譜のみという、ある意味シンプルで変わった嗜好であるが、実はこのアルバムは先年鬼籍に入った本誌前編集長・菅原潤氏に捧げられており、ソルをこよなく愛した氏の生涯に重ねられるような、アルバムにふさわしい内容とも言える。(真岡潤)

 

コンサートレポートに「菅原潤メモリアルコンサート」の報告(曲目あり)