東京音楽書院のバンド・ピースを確認したので、記事にします。
『真夏の果実』(サザンオールスターズ)は、東京音楽書院の発行(1990年8月25日)。
バンド・ピース(237)。B5判、16ページ。
奥付に「採譜・江部賢一」と記載。
ISBNなし。
バンド・スコアに加えて、メロディ譜(コードネーム付)も掲載。
8段譜
演奏解説は、次の通り。
Synthesizer1
おもにグロッケン、E・ピアノ、クラビネット等の減衰系の楽器を受け持つように記譜してある。グロッケンは生楽器に近い自然な音色、E・ピアノはコーラスのかかった厚みのある音、クラビネットは少し大人しいがシンのある太い音が良い。
Synthesizer2
おもにストリングスとエレクトリック・オルガンを受け持っている。ストリングスはけっこう幅広い音域を使っており、部分的にオクターブ上で記譜してあるところもあるので注意してもらいたい。E・オルガンはアドリブソロで使用されるが、右手のメロディーと同時に、左手でもベースラインまたはコードをサポートするとよい。
A.Guitar1
レコードではハープ(またはシンセによるハープの音色)が使われており、ギターは登場しないのだが、ギターでも演奏可能なので、あえてタブ譜も付けてみた。シンセを使う場合は、この譜面をオクターブ下げて演奏すればよい。ガット・ギター(クラシック・ギター)を使って指で演奏する。アルペジオの余韻を大切に。
A.Guitar2
レコードでは何とウクレレの音によるコード・カッティングが聞こえてくる。これもギターで代用可能なのでタブを付けてみた。同じナイロン弦ということで、やはりガット・ギターを使うのが良いだろう。本物があれば、もちろんウクレレを使いたい。
E.Bass
ウッドベースに近い太くて丸い音が使われている。E.ベースで代用する場合はトーンのHighを抑え目にする。けっこう高いポジションが瞬間的に現れるので、開放弦を利用して左手のポジション移動をうまくやろう。
Drums
ドラムスもかなり変則的な使われかたがされている。メインはバス・ドラムと、ブラシを使ったスネアのショットだ。リピートの1回目と2回目でアクセントの入る位置が異なるので注意。ⒸやⒺに入る直前には、タムのロールにクレッシェンドをかけて盛り上げよう。
えべけんさんのソロ編曲の「真夏の果実」は、以前ダウンロード譜にありました。現在は公開されていないようです。
「真夏の果実」(サザンオールスターズ)
はてなブログの[音楽]分野のランキングに参加しています。
気が向いたら、下のボタンをクリックして下さい。