『ボサノバ&サンバ』の4版に1曲、差し替えがありました。
内容を追加して、再掲載します。
『ボサノバ&サンバ』は、日音の発行(初版1993年8月1日、4版1999年9月1日)。
シンコーミュージックの発売。
副題は「ギター・ソロ・コレクション」です。
コードネームとタブ譜が付いています。
ISBN4-401-15271-9
初版(1993年)12曲、89ページ。
4版(1999年)12曲、95ページ(1曲差し替え)。
「デサフィナード」が削除、「コルコバード」が追加されました。
裏表紙の文字の位置も変わりました。先版では右下に定価・ISBNが入っていました。
4版では右上の白地に、バーコード・ISBN・定価が入りました。右下にもバーコード。
3版(1997年5月1日)で差し替えられていることを確認しました(ヤフオク画像)。(2022/12/23追記)
差し替えの理由は不明ですが、『スタンダード・ジャズ』(3版1998年)でも差し替えがありました。
「コルコバード/コルコヴァード」について
ジョビンの数ある名曲の中でも最も美しい曲のひとつ。アメリカで発表された”Quiet Night”という英語のタイトルでもわかるように、しっとりとした夜の雰囲気を感じさせる曲だ。
ここでのギターアレンジはジョビンのアルバムのテイクを基にしたものだ。
(解説より)
他にも「コルコバード」のソロを収録した本があります。
『はじめてのボサノバギター』(ヤマハ)のアレンジ[C]。
『現代ギター』(1995年7月号)のアレンジ[C]は、チャーリー・バードのものでした(『ポピュラー・コレクション vol.1(ソロ)』所収)。
「コルコバード/コルコヴァード」ジョビンの演奏
元の掲載(2020/5/14記事)から引用します。
『ボサノバ&サンバ』
名作です。
日音のボサノバ本に連なるものです。源は『華麗なる~』にあります。
巻頭にボサノバの基礎知識・奏法解説があります。これは、以前の本と同じ内容です。各曲ごとに1~2ページの曲目・奏法解説があります。
『ボサノバ名曲集』(1992)から「モア」・「悲しみのサンバ」・「男と女」・「ジャズ・サンバ」が削除され、「トリステ」・「おいしい水」・「フェリシダージ」・「ソ・ダンソ・サンバ」が追加されました。
「トリステ」は初出。「おいしい水」は『永遠のスタンダード』と同じもの。
「フェリシダージ」は、別名の「悲しみよさようなら」で『ファンタジック~』に出ていますが、別編曲。
「ソ・ダンソ・サンバ」は、別名の「ジャズ・サンバ」で『ボサノバ名曲集』に出ていますが別編曲です。
イパネマの娘 ⑥D[D]
ジェット機のサンバ ⑥D[D]
オルフェのサンバ [A]
波(ウェーブ) [E]
トリステ [A]
オルフェの歌 [Am]
ジェントル・レイン [Am]
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン [G]
おいしい水 [Am]
フェリシダージ [Am]
ソ・ダンソ・サンバ [E]
デサフィナード [F] 4版(1999年)で削除
コルコバード/コルコヴァード [C] 4版(1999年)で追加
「イパネマの娘」⑥D[D]
「ジェット機のサンバ」⑥D[D]
「オルフェのサンバ」[A]
「波/ウェーブ」[E]
「トリステ」[A]
「オルフェの歌」[Am]
「ジェントル・レイン」[Am]
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」[G]
「おいしい水」[Am]
「フェリシダージ」[Am]
「ソ・ダンソ・サンバ」[E]
「デサフィナ―ド」[F]
「コルコバード」[C]参考動画。えべけんさんの編曲ではありません。