江部賢一ファンクラブ(私設)

ギターの名編曲者、江部賢一さんの仕事を、記録します。

『TAB譜でひける 魅惑のソロギター vol.3』海田千弘・他/編曲

『Go! Go! GUITAR』初期のソロギター譜(2022/10/2~5記事)で、『ゴーゴーギター』の1998年から2002年までのソロギター譜を記述しました。

この頃の譜面をまとめた名曲集が、3冊あります。

これらの本は、えべけんさんと直接の関係はありません(えべけんさんのソロ編曲は2002年10月号以降の掲載)。

参考資料として取り上げます。

 

『魅惑のソロギター vol.3』(2002年)

『TAB譜でひける 魅惑のソロギター vol.3』は、ヤマハミュージックメディアの発行(2002年6月20日)。

AB判、68ページ、34曲。実物未確認 確認済。国会図書館蔵。

TAB譜のみ(五線譜なし)、編曲者名なしのようです

ISBN4-636-16195-5

 

『Go! Go! GUITAR』の連載「魅惑のソロギター」を集めた曲集のようです。

 

奥付の記載(2023/5/30追記)

本書は雑誌『Go! Go! GUITAR』の連載「魅惑のソロギター」(2001年6月号~2002年5月号まで掲載分)に新規編曲分を加えて編集したものです。

 

曲名から編曲者を推定しています。ほとんどが海田千弘さんの編曲のようです。

数字は本誌掲載の年月(海田さんの編曲は緑字)。

 

「オーラ・リー」は、『極楽ソロ・ギター・サウンド』(2002)と同じ、海田さんの編曲[E]と推定。『Go! Go! GUITAR』の、えべけんさんの編曲は[D]でした。

 

実物を確認したので、記事と曲順を訂正しました(2023/5/30追記)

 

 

01 ザ・ソング・オブ・ライフ[The Song of Life](鳥山雄司) 01.06海田千弘

02 Summer[サマー](久石譲) 01.08海田

03 四季より春(ビバルディ) 02.02海田

04 オーラ・リー(アメリカ民謡) 極楽02/海田

05 マラゲーニャ(スペイン民謡) 02.08 無記名

06 アメージング・グレイス[アメイジング・グレイス] 02.01海田

07 涙[ラグリマ](タレガ/タルレガ) 03.11海田 時期が合わない

08 イマジン[Imagine](ジョン・レノンJohn Lennon) 00.11海田

09 THERE  YOU’LL  BE[ゼア・ユール・ビー](フェイス・ヒル) 01.09海田

10 ビター・スウィート・サンバ[bitter  sweet  samba] 02.06海田

11 夢のカリフォルニア(ママス&パパス) 掲載誌不明

12 グッバイ・イエロー・ブリック・ロード(エルトン・ジョン) 掲載誌不明

13 愛はかげろうのように(シャーリーン) 掲載誌不明

14 さとうきび畑(森山良子) 02.04海田

15 ラジオ体操 第1 01.10海田

16 卒業メドレー[蛍の光仰げば尊し] 01.04海田

17 イムジン河(ザ・フォーククルセダーズ) 02.09 無記名

18 Everything[エヴリシング](Misia/ミーシャ) 01.07海田

19 愛のうた(ストロベリー・フラワー) 02.03海田

20 mud skiffle track Ⅸ(山崎まさよし) 変則チューニング 01.07海田

21 君が好き(Mr.Childrenミスターチルドレン) 02.04海田

22 花 mémento-mori(Mr.Childrenミスターチルドレン) 01.11海田

23 遥か(スピッツ) 01.10海田

24 元気を出して(竹内まりや) 01.11海田

25 足跡(19/ジューク) 02.01海田

26 たいせつなひと(19/ジューク) 02.05海田

27 ZERO LANDMINE[ゼロ・ランドマイン](坂本龍一) 01.08海田

28 夜空ノムコウSMAP/スマップ) 02.02海田

29 白い恋人達桑田佳祐) 02.03海田

30 いつも何度でも(木村弓) 01.09海田

31 箱根八里の半次郎氷川きよし) 01.04海田

32 I LOVE YOU[アイ・ラブ・ユー](尾崎豊) 02.05海田

33 Long Distance Call[ロング・ディスタンス・コール](Char/チャー)01.12海田

34 ワダツミの木(元ちとせ) 02.07海田

 

 

 

夢のカリフォルニア」「愛はかげろうのように」「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」は、本誌に掲載のあったものか不明です。

 

「THERE  YOU’LL  BE」は、映画『パール・ハーバー』永遠に愛されて~愛のテーマ。

 

「マラゲーニャ」は無記名ですが、『魅惑の名曲50選』(2011)では、えべけんさんの名前で掲載されています。

 

編曲者の判別について。海田さんの編曲には、くだけた感じの解説文が付いています。

えべけんさんの編曲には、まじめな解説文が付いています。傾向として、ですが。