ギタードリーム(Guitar dream) No.30(2011年9-10月号)
ホマドリーム発行(2011年9月10日)
ISBN978-4-86247-730-9
第30号の目次 (黒の太字は楽譜のある曲)
Interview & Talk & Report
○ 巻頭ロング・インタビュー(玉置義弘)/朴 葵姫(ぱく きゅひ)
○ 新・話題のアーティスト⑲(玉置義弘)/明石 現(ギタリスト)
○「今日も元気、ギターが楽しい」㉚マリアデュオ/石月祥子(故・石月一匡夫人)
○ スペイン旅行記~シグエンサ、オルヒバ、ぺトレル(吉住和宏)
○ コンサートツアー in アメリカ&ジャマイカ(山口亮志)
竹内永和「ギターのための12の日本の歌」(明石現CD『花のふる日』に収録)
少年時代(井上陽水)、初恋(越谷達之助)、ペチカ(山田耕筰)
小さな空(武満徹)、くちなし(高田三郎)、からたちの花(山田耕筰)
[委嘱作品](2021/10/7追記)
Great Guitarist Composers
○ リュート奏者の家系、ヴァイス家⑦(ハンス・ネーマン)菊地雅樹・訳 最終回
(原典資料、ヴァイス家伝承作品目録の掲載)
○ 特別寄稿 ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィッツ伝② (完)
(K・コマルニツキ、R・コールドウェル)船山光雄・訳
「リュート奏者の家系、ヴァイス家」の概要が、PDFで公開されています。
「yakateru ギターの本棚」のものです。(2021/10/16追記)
https://media.toriaez.jp/y3046/149.pdf
「ボブロヴィッツ伝」のコールドウェルさんは、22号に菅原潤さんの追悼文を書いています。
私にとって初めての出版物、ボブロヴィッツに関する書物を出すことができたのも、潤がその雑誌(注・『ギター古典ノ薫リ』1986年10月)からボブロヴィッツの作品を提供してくれたからにほかならない。
ボブロヴィッツ[Jan Nepomucen Bobrowicz](1805-1881)は、ポーランド生まれの作曲家・演奏家・出版者。ジュリアーニに指導を受けたとされています。
Regular Articles
○ クール・アレンジメンツ㉚(竹内永和)
「真珠採りの歌」(ビゼー)
○ 新マエストロ養成講座⑰[芸術性を高める](長谷川郁夫)
「アンダンテop.320-1」(カルッリ)
○ 21世紀のギター教本 第2部⑥(佐藤弘和)[スケール]レッスン16~18
○ ソロギターのためのシンプル・アレンジ講座⑨(竹内永和)
「ロンドンデリーの歌」[ロンドンデリーエア](アイルランド民謡)
○ ヴィラ=ロボス作品の技巧分析と解釈⑭/アベル・カルレバーロ
○ サークル紹介㉙/諫早ギターアンサンブル
「21世紀のギター教本#2」⑥の内容
レッスン16(カデンツの3型)、17(増三和音、六の和音、2度9度)、
18(非和声音1/倚音[いおん])
Music & Notes
○ ギターグルメのためのレパートリー〈今月の楽譜〉
「ロマンス 第1番」(佐藤弘和)
「交響曲第2番よりアダージョ」(ラフマニノフ)壺井一歩・編曲[二重奏]
「恋とはどんなものかしら」(モーツァルト)角圭司・編曲[三重奏]
「センチュリア」(スウェアリンジェン)平倉信行・編曲[四重奏]
この曲は、1931年に書かれ「古風な組曲」の名前でも知られているが、当初はスカルラッティの作曲としてセゴビアにより演奏された。これはギターのレパートリーを増やそうと考えたセゴビアがポンセを巻き込んでの捏造。(玉置義弘)
「ロマンス 第1番」(佐藤弘和)
「愛のロマンス」風なアルペジオに乗ってメロディが歌われるパターンで曲が進みますが、途中でアルペジオが中断し、第2主題的な扱いのリズミカルな和音のテーマが出てきます。その部分を中間部と見ると、全体は複合3部形式と言えるでしょう。冒頭のテーマに戻ってきた時には、必ず最初の雰囲気を思い出すようにしてください。
この曲はずいぶん前(注・1995年)に書いてそのままにしておいたのですが、今回少し見直して仕上げました。「第1番」としたのは、今後「第2番」も作ろうかなぁ⋯と考えているからです。
Information
トピックス、話題のCD(真岡潤)、コンサート・レポート、コンサート・ガイド
全国ギター教室・サークルガイド、付録CD収録曲
CD
掲載楽譜の演奏に加えて、下記の4曲を収録。
21世紀のギター教本(佐藤弘和)の模範演奏も収録。
「森に夢見る」(バリオス)明石現・演奏
「ピアノ協奏曲第1番より第1楽章」(ショパン)益田洋一・編曲
諫早ギターアンサンブル・演奏
ピアノ独奏・大室晃子、ギターは弦楽四重奏をもとにした4部構成
CDの編集者は、この号から角智行さんに代わりました(前号までは毛塚功一さん)。
「真珠採りの歌」(ビゼー)
「アンダンテop.320-1」(カルッリ)
「ロンドンデリーの歌」(アイルランド民謡)竹内永和・編曲[A]
この動画は、竹内さんの別編曲です(『現代ギター』2002年7月号?)。
「ロマンス 第1番」(佐藤弘和)
「交響曲第2番よりアダージョ」(ラフマニノフ) マンドリンオーケストラ版
「恋とはどんなものかしら」 この動画は、坪井一歩さんのソロ編曲です。
「センチュリア」(スウェアリンジェン)平倉信行・編曲 原曲は、吹奏楽曲です。
「センチュリア」(スウェアリンジェン) 原曲は、吹奏楽曲です。
CD収録の曲
「森に夢見る」(バリオス)明石 現・演奏 (明石さんのYouTubeチャンネルあり)
「ピアノ協奏曲第1番より第1楽章」(ショパン) ピアノ&弦楽四重奏版