『超入門クラシックギター塾』(2000年版)は、記事(2020/6/29)にしたのですが、改訂版を記事にしていませんでした。
『超入門クラシックギター塾』は、ヤマハミュージックメディアの発行(2007年12月28日?)。副題は「いちばんはじめに読むシリーズ」です。
表紙に著者名はありませんが、奥付に「著者 江部賢一」と出ています。
ISBN978-4-636-82467-4
「はじめに」を引用します。
クラシックギターは、一人でソロ(独奏)のできる楽器です。
独奏といえば一般的にはピアノですが、ギターは表現力ではピアノに勝る部分も多いのです。
何といってもギターの魅力は、その音色と、弦に直接指で触れて音を出すという奏法にあると言っていいでしょう。たった6本の弦だけで、伴奏とメロディを同時に弾きこなすワザは、アクロバティックであり刺激的だと思いませんか。
クラシックギターの得意とするジャンルは、バロック・古典音楽から現代音楽・ジャズ・ポップスまでと、幅広いレパートリーを持っており、好みに応じて、いろいろな音楽を楽しむことができます。
本書では、よく知られたクラシックのメロディや世界の民謡を中心に、練習が組まれています。クラシックだからといって気張らずに、気軽に楽しみながら練習してください。
江部賢一
クラシックギターの教則本です。63ページ。文字が大きいです。
タブ譜とコードネームが付いています。コード一覧表もあります。
CHAPTER 1 これがクラシックギターだ!
CHAPTER 2 楽譜の読み方
CHAPTER 3 スケールの弾き方
CHAPTER 4 基本トレーニング
CHAPTER 5 各調の練習
レッスン部分にも、簡単な楽譜が何曲かあります。
聖者の行進[C](二重奏)
草競馬(フォスター)[G](二重奏)
パッヘルベルのカノン[C](二重奏)
マイ・ボニー(イギリス民謡)[C]
古いフランスの歌(チャイコフスキー)[Am]
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」よりロマンス(モーツァルト)[G]
タンブーラン(ラモー)[Em]
「聖者の行進」と「パッヘルベルのカノン」は、練習曲の1と2になっています。
この後に、練習曲が4曲あります。8ページ分です。
オペラ「リナルド」より 私を泣かせてください(ヘンデル)[C]
グリーンスリーブス(イギリス古謡)[Am]
禁じられた遊び/愛のロマンス[Em]
曲目は、2008年の第2版のものです。
改訂版で差し替えられたのは、次の2曲。
「スケーターズ・ワルツ」(二重奏)が、「草競馬」(二重奏)に変更。
「イエスタディ・ワンス・モア」(ソロ)が、「私を泣かせてください」に変更。
「私を泣かせてください」えべけんさんの編曲に近い演奏です。