『スターな男』(ユニコーン)は、東京音楽書院の発行(1991年1月25日)。
ロック・バンド・ピース(1062)です。奥付に「採譜/江部賢一」とあります。
ヴォーカル、ピアノ、エレキギター①、エレキギター②、エレキベース、ドラムスの6パートのバンド譜。
歌詞とコードネームがあります。ギターとベースには、タブ譜が併記されています。
面白いのは、コメントが付いていることです。
扉には、各パートへのコメントがあります。
楽譜中にも、要所に注意書きがあります(11か所)。
扉のコメントは、次の通り。
バッキングはE.G2とほとんど同じことを行う。ソロはチャック・ベリー・スタイルのロックン・ロール・ギターだ。
終始バッキングを受け持つ。ほとんどがパワーコードによるコードカッティングなので、リズムキープに注意しよう。
ロックン・ロール・パターンと、4ビートのランニングベースが交互に出てくるので、雰囲気の違いをうまく表現したい。
ピアノ
ピアノのパートは、ほかにコーラス・パートもまとめてある。コーラス(女声)はもちろんシンセ(サイザー)で演奏してかまわない。ソロは思いきり鍵盤をたたこう。
ドラムス
さまざまなシカケが出て来るので、リズム・キープがおろそかにならないように注意しよう。
全体(トータル)
典型的なロックン・ロールだが、シカケがたくさんあり、覚えるのもけっこう大変だ。しかし、とてもおもしろい曲なので、各楽器のトレーニング用レパートリーとしても使える。
東京音楽書院の他のバンドピースに、コメントが付いているかは、不明です。
ISBN4-8114-8160-7