江部賢一ファンクラブ(私設)

ギターの名編曲者、江部賢一さんの仕事を、記録します。

現代ギター マンドリンの楽譜

『現代ギター』誌で、吉田剛士さんの「マンドリンに乾杯」という連載がありました(2000年4月号~2004年3月号)。何曲か、えべけんさんの関わった曲があります。

 

第13回(2001年  4月号)あの頃/ナクエレ・テンポ(マンドリン主旋律&ギター伴奏)[Dm]、ギター⑥D 追記

第17回(2001年  8月号)解き放たれた悪魔(マンドリン主旋律&ギター伴奏)[D-G]

第18回(2001年  9月号)ワルソーの思い出[前半](マンドリン&ギター)[B♭-G]

第19回(2001年10月号)ワルソーの思い出[後半](マンドリン&ギター)[-G]

第32回(2002年11月号)エンターテイナー(マンドリン&ギター)[C]

第34回(2003年  1月号)ティコ・ティコ(マンドリン&ギター)[Am]

第45回(2003年12月号)ホワイト・クリスマスマンドリン&ギター)[C]追記

 

「あの頃/ナクエレ・テンポ」

ラセルダ&ピシンギーニャ。ショーロ・セレナータという副題が付いています。

 

「解き放たれた悪魔(El diablo suelto)」

ベネズエラの曲。ホローポ(joropo)という舞踏音楽だそうです。

「Edited by」として二人の名前が並んでいます。

この曲は、ジョン・ウィリアムスもCDに収録しています。

 

「ワルソーの思い出」(ワルシャワの思い出)

シルヴィオラニエリの作曲。「Edited by Ken-ichi Ebe」です。

吉田さんの記事を引用します。

ワルソーはワルシャワのこと。したがって、土地にちなんでポーランド風の舞曲の形式を取り入れた作品になっています。(第18回)

ギターパートの編曲は、本誌でおなじみの江部賢一氏にお願いして、従来出回っている楽譜の欠点を、大幅に改善して頂きました。ぜひ、ギターと合わせて演奏してみてください。(第19回)

 

「エンターテイナー」「arr. by Ken-ichi Ebe」です。

とても良くできた楽譜だと思います。ギター二重奏としても使ってほしいです。

 

「ティコ・ティコ」「arr. by Ken-ichi Ebe」です。

ギター二重奏の楽譜として、『クラシックギターデュオのためのポピュラーコレクション 』(vol.1)に改訂版が収録されます。Bの部分を大きく変更。

 

ホワイト・クリスマス」短いですが、良い編曲です。マンドリンは重音で書かれています。

 

吉田剛士さんは、マンドリン奏者。湯淺隆さん(ポルトガルギター奏者)とのデュオ「マリオネット」で知られています。

手元に資料がないので確認できないのですが、『マンドリンとギターのためのベスト・セレクションvol.1、vol.2』(吉田剛士・編、現代ギター)の採譜は、えべけんさんだったかも知れません。

追記(10/9)採譜ではなく、編曲がVol.1に出ていました(9/27の記事参照)。

 

追記(9/1)資料の見落としがありました。「あの頃」と「ホワイト・クリスマス」を追加しました。

 

「あの頃/ナクエレ・テンポ」 アルメイダとバードの共演です。

youtu.be

「解き放たれた悪魔」えべけんさんの編曲ではありません。

youtu.be

「ワルソーの思い出」14:45~25:00。えべけんさんの編曲か不明。

youtu.be

「エンターテイナー」ギター二重奏。

youtu.be

「ティコ・ティコ」マンドリン&ギター。えべけんさんの編曲のようです。

youtu.be

「ティコ・ティコ」ギター二重奏。えべけんさんの改訂版の編曲のようです。

youtu.be

ホワイト・クリスマス」(マンドリン&ギター)[C](2021/12/13追記)

youtu.be