江部賢一ファンクラブ(私設)

ギターの名編曲者、江部賢一さんの仕事を、記録します。

『現代ギター』誌の記事・連載⑨ 00年代 クロスオーバー・ギター研究

『現代ギター』誌で「えべけんのクロスオーバー・ギター研究」が1年間連載されました(2002年4月号~2003年3月号)。

連載は9年目になりました。
副題は「ジャズからケルト音楽まで、ギターで弾けるものなら何でも研究!」です。

 

2002年5月号より引用します。 

今年度はオリジナルはもちろんだが、アレンジものはちょっと指向を変えて、クラシックの曲に焦点をあててみたいと思う。クラシックといってもポップなものをメインに、新しいアレンジ・珍しいアレンジをお届けしたい。

 

 「筆者のお気に入りCD紹介」も続いています。

曲の番号は、前年からの連番になっています。

 

㊲ ある日どこかで(J・バリー)(二重奏)[D]2nd⑥D

㊳ ブラジル風ワルツ No.2(江部賢一)[Bm]

㊴ 「クープランの墓」よりメヌエットラヴェル)(二重奏)⑥D[D]

㊵ ブラジル風ワルツ No.3(江部賢一)⑥D[D]

㊶ ラデツキー行進曲シュトラウス)(三重奏)[D]

㊷ 夏へのバラード(江部賢一)[C]

㊸ オー・グランジ・アモール(ジョビン)[Am]

㊹ グリーン・アイランド(江部賢一)[D]

㊺ 彼女はカリオカ(ジョビン)[E]

㊻ アーモンド・アイズ(ショーロ No.2)(江部賢一)[Em]

㊼ ナウ・アンド・フォーエヴァー(R・マークス)[G]

㊽ キース・ジャレットの主題によるインプロヴィゼーション(江部賢一)⑥D

 

2002年9月号では「瀬賀倫夫のこと」を書いています(6月2日の記事に引用)。

2002年10月号では、国分寺クラスタでのライヴのことを書いています。ギターにサインをした時のようです(7月10日の記事)。

 

2003年1月号は、自身作曲の「アーモンド・アイズ」でした。(2021/4/28追記)

ひさびさにショーロ風の曲をお贈りしよう。ヴィラ・ロボスの「ショーロス第1番」に似ていると思われるかもしれないが、同じキー(Em)にしたことでそう感じられるのだろう。しかし冒頭のコード進行とエンディングの1小節はまったくヴィラ・ロボスだ。これくらいの引用は許してもらえるだろうという確信犯なのだが、どんなもんだろう。

『現代ギター』2003年1月号 「アーモンド・アイズ(ショーロ No.2)」

 

2003年3月号が最終回。

このコーナーも、かなり長いこと連載させてもらったが、充電のため今回でしばらくお休みさせて頂くことになった。リクエストを頂いている方には申しわけないが、また別の形で対応させて頂きたい。ご愛読、感謝します。

 

この連載をもとに、『クラシックギターソロのためのポピュラーコレクション 』と『クラシックギターデュオのためのポピュラーコレクション 』(それぞれ vol.1・vol.2)が出版されます(2005年)。

 

 

ある日どこかで」原曲です。この動画には途中、ラフマニノフパガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏」が入ります。

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クープランの墓」よりメヌエット えべけんさんの編曲ではなく、アルメイダの演奏。

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クープランの墓」よりメヌエット えべけんさんの編曲ではありません。

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「ブラジル風ワルツ No.2」

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ラデツキー行進曲」えべけんさんの編曲か不明です。

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「グリーン・アイランド」

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「彼女はカリオカ」

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「アーモンド・アイズ(ショーロ No.2)」 (2021/4/28追記)

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「ナウ・アンド・フォーエヴァー」えべけんさんの編曲ではありません。

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