『超入門クラシックギター塾』は、ヤマハミュージックメディアの発行(2000年12月25日)。副題は「いちばんはじめに読むシリーズ」です。
表紙に著者名はありませんが、奥付に「著者 江部賢一」と出ています。
ISBN4-636-16454-7
「はじめに」を引用します。
クラシックギターは、一人でソロ(独奏)のできる楽器だ。
独奏といえばピアノだが、表現力ではピアノに勝る部分も多い。
何といってもギターの魅力はその音色と、弦に直接指で触れて音を出すという奏法にあると言っていい。たった6本の弦だけで、伴奏とメロディを同時に弾きこなすワザは、アクロバティックであり刺激的だ。
クラシックギターの得意とするジャンルは、バロック・古典音楽から現代音楽・ジャズ・ポップスまでと、幅広いレパートリーを持っており、好みに応じて、いろいろな音楽を楽しむことができる。
本書では、よく知られたクラシックのメロディや世界の民謡を中心に、練習が組まれている。クラシックだからといって気張らずに、気軽に楽しみながら練習してもらいたい。
江部賢一
クラシックギターの教則本です。64ページ。文字が大きいです。
タブ譜とコードネームが付いています。コード一覧表もあります。
Lesson 1 これがクラシックギターだ!
Lesson 2 楽譜の読み方
Lesson 3 スケールの弾き方
Lesson 4 基本トレーニング
Lesson 5 各調の練習
レッスン部分にも、簡単な楽譜が何曲かあります。
聖者の行進(二重奏)[C]
スケーターズ・ワルツ(二重奏)[G]
パッヘルベルのカノン(二重奏)[C]
マイ・ボニー[C]
古いフランスの歌(チャイコフスキー)[Am]
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」よりロマンス(モーツァルト)[G]
タンブーラン(ラモー)[Em]
この後に、練習曲が4曲あります。8ページ分です。
グリーンスリーブス(イギリス古謡)[Am]
愛のロマンス[Em]
曲目は、2002年の第5版のものです。
2007年に改訂版が出ます。(2曲、差し替え。2021/7/4に記事。)