『はじめてのボサノバギター』は、ヤマハ音楽振興会の発行(1993年1月20日)。
副題は「TAB譜でひける」です。
著者名はありません。著作としてプロフィールに入っていたので、えべけんさんの著書と推定しています。ヤマハからは初めての著作のようです。
背表紙に、「わかりやすい奏法解説とレパートリーがひとつになった新スタイルの入門書!ボサノバギターのすべてがこの一冊でわかる!!」とあります。
13曲、78ページ。小さいサイズです(四六倍判 254×188mm)。
コードネームとタブ譜が付いています。弾き語りの部分には、コードフォームも付いています。
「PART1 ボサノバギターの弾き方」として、講座が30ページまで。
「PART2 弾いてみよう!ボサノバギターレパートリー」として、弾き語り・ソロ・アンサンブルの楽譜があります。
【弾き語りスタイルのバッキングプレイ】
おいしい水
マシュケナダ [マシュ・ケ・ナダ]
がちょうのサンバ
ギフト(リカード・ボサ)
マイセレナーデ(平松愛理)
ソー・ナイス(サマー・サンバ)
デサフィナ―ド
【ソロギターで弾くボサノバナンバー】
星の散歩 [C]
ブルー・ボサ [Em]
ジンジ [C]
オルフェの唄 [Am]
【アンサンブルでソロギター/打ち込みバンドスコア】
イパネマの娘 [F]
オルフェのサンバ [D]
ここに示したのは、初版の曲目です。
同じ表紙の改訂版があり、そちらでは「マイセレナーデ」と「ブルー・ボサ」が削除され、「コルコバード」(ソロ)が追加されています。
アンサンブルの楽譜は、ギターを主にしたもので、キーボード・ベース・ドラムスの伴奏譜が併記されています。
「星の散歩」は[C]です。『パーティー用ギター曲集』では[A]でした。
「オルフェの唄」は、これまでのものとは別の編曲です。
このシリーズには他に、「ジャズ」・「クラシック」・「ブルース」がありますが、えべけんさんの著作かは不明です。
装丁を変えた改訂版が何回か出ています。曲目は少しずつ異なります。
ISBN4-636-16749-X